英検3級は60問中何問正解で合格か、長年の疑問を遂に解決!

英検3級は60問中何問正解で合格か、長年の疑問を遂に解決!

「英検3級は60問中、一体どれくらい正解すればいいのだろうか?」 このような疑問を抱えて、情報を探している方は少なくないはずです。英検3級の受験を控え、具体的に何問正解で合格できるのか、その基準が気になりますよね。

リーディングやリスニングで、それぞれ何問間違えたら不合格になってしまうのか、許容される間違えていい数はどのくらいか、といった具体的な数字は学習計画を立てる上で指針になります。

また、配点が大きいと言われるライティング対策の重要性は理解しつつも、どのように手をつければ良いか悩むこともあるでしょう。

そして、多くの合格者が活用する過去問を、どのように使えば最も効果的なのかも知りたいポイントだと考えられます。

この記事では、英検3級の合格ラインに関する皆様の疑問に明確に答え、合格を確実にするための戦略を具体的に解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

この記事を読み終える頃には、漠然とした不安が解消され、自信を持って試験対策に取り組めるようになっています。

この記事でわかること

  • 英検3級の合格ラインを決めるCSEスコアの仕組み
  • リーディング・リスニング・ライティング各技能の目標点
  • 不合格になる人の特徴と合格を掴む人の違い
  • 過去問を中心とした最も効率的な学習戦略

英検3級 60問中の疑問に回答!合格点の仕組み

ここでは、多くの受験者が疑問に思う英検3級の合格ラインについて、その仕組みを詳しく解説します。単純な正解数だけでは測れない、英検特有のスコアシステムを理解することが、合格への第一歩となります。

  • 英検3級は何問正解で合格?知恵袋の疑問
  • 何問中何問正解ではなくCSEスコアで合否が決まる
  • リーディングで目標とすべき正答率
  • リスニングで確保したい正答数の目安
  • 筆記のスコアは?知恵袋で話題の換算方法
  • ライティング0点だと合格できますか?という質問

英検3級は何問正解で合格?知恵袋の疑問

英検3級は何問正解で合格?知恵袋の疑問

「英検3級は、何問正解すれば合格できますか?」という質問は、インターネット上のQ&Aサイトである知恵袋などでも頻繁に見られます。多くの方が、合格に必要な具体的な正解数を知りたいと考えていることでしょう。

しかし、この問いに対する明確な答えは「〇問正解すれば必ず合格する、という基準はない」というのが実情です。なぜなら、現在の英検は、単純な正解数(素点)で合否を判定していないからです。

知恵袋などで見かける「だいたい6割くらい取れれば合格圏内」といった情報は、あくまで過去の受験者の経験に基づく大まかな目安に過ぎません。この情報を鵜呑みにして「36問取れば安心だ」と考えるのはやや危険です。

これから説明する英検独自の採点方法を理解し、正しい目標設定を行うことが大切になります。

何問中何問正解ではなくCSEスコアで合否が決まる

何問中何問正解ではなくCSEスコアで合否が決まる

現在の英検では、「英検CSEスコア」という国際的な言語能力指標CEFRに対応した尺度で合否が判定されます。したがって、受験者が意識すべきは「何問中何問正解したか」ではなく、「CSEスコアで合格基準点を超えられたか」という点です。

英検3級の合格基準スコアと各技能の満点スコアは、以下のように定められています。

技能満点CSEスコア
リーディング550点
リスニング550点
ライティング550点
合計1650点
合格基準スコア1103点

この表からわかるように、3つの技能にそれぞれ均等に550点が配分されています。合格基準である1103点を取得するには、3技能合計で約67%のスコアが必要です。

重要なのは、1問あたりのCSEスコアは固定ではないという点です。統計的な処理によって、同じ1問の正解でも、試験回ごとの難易度などによってスコア上の価値が変動します。

よって、「1問=〇点」と単純計算することはできません。この仕組みを理解した上で、全ての技能でバランス良く得点する戦略が求められます。

リーディングで目標とすべき正答率

リーディングで目標とすべき正答率

リーディングセクションで目標とすべき正答率は、一つの目安として6割程度と考えるのが現実的です。リーディングは全30問で構成されていますので、具体的な正解数に換算すると約18問となります。

もちろん、これはあくまで一般的な目安です。リスニングやライティングで高いスコアを獲得できれば、リーディングの正答率が多少低くても合格は可能です。逆に、他の技能に不安がある場合は、リーディングで7割以上の正答を目指す必要があるかもしれません。

大切なのは、リーディングセッション内の問題構成を理解し、確実に得点できる問題を見極めることです。文法や語彙の知識を問う基本的な問題で取りこぼしをなくし、長文問題では時間をかけすぎずに要点をつかむ練習を重ねることが、目標達成の鍵となります。

リスニングで確保したい正答数の目安

リスニングで確保したい正答数の目安

リスニングセクションは、日本人学習者が比較的スコアを伸ばしやすい領域であり、得点源にしたいところです。目標としては、6割以上の正答を目指すことが望ましいと考えられます。全30問ですので、具体的な数にすると18問以上の正解が一つのラインになります。

リスニングのスコアが安定すると、リーディングでの多少の失点をカバーでき、精神的な余裕も生まれます。対策としては、スクリプト(放送文)を見ながら音声を聞き直す、音声を少し遅れて追いかけるように発音するシャドーイングを実践するなど、地道なトレーニングが効果を発揮します。

特に、問題文と選択肢を先読みする習慣を身につけることは、正答率を上げる上で非常に有効です。放送が始まる前の短い時間で、何が問われるのかを予測する訓練を、過去問演習を通じて行いましょう。

筆記のスコアは?知恵袋で話題の換算方法

筆記のスコアは?知恵袋で話題の換算方法

筆記試験はリーディングとライティングの2技能から構成されます。受験者の中には、素点(正解数)からCSEスコアへの正確な換算方法を知りたいと考える方も多く、知恵袋などでは様々な推測が飛び交っています。

しかし、前述の通り、英検の採点では統計的な処理が用いられるため、素点からCSEスコアへの換算式は公開されていません。毎回、全受験者の解答状況を分析してスコアが算出されるため、「この正解数なら、必ずこのスコアになる」という固定の換算方法は存在しないのです。

したがって、インターネット上で見かける換算表や計算式は、あくまで非公式な推測に過ぎません。不確かな情報に一喜一憂するのではなく、どの問題が出ても対応できるよう、全ての技能をバランス良く学習することに集中する方が建設的です。

ライティング0点だと合格できますか?という質問

ライティング0点だと合格できますか?という質問

「もしライティングが全く書けず0点だったら、合格できますか?」という不安を抱く受験者もいます。この問いに対する答えは、「合格は極めて難しい」です。

ライティングには、リーディングやリスニングと同等である550点のCSEスコアが割り振られています。もしライティングが0点だった場合、合格基準の1103点に達するためには、リーディングとリスニングの合計で1103点を取得しなければなりません。

しかし、リーディングとリスニングの満点スコアの合計は1100点(550点+550点)であり、この時点で物理的に合格基準を超えることは不可能です。

たとえ自信がなくても、白紙で提出することだけは絶対に避けるべきです。質問に対して自分なりの答えと理由を、簡単な単語や文法でも良いので書く努力をしてください。

スペルミスや文法的な誤りがあったとしても、内容や構成が評価されれば部分点がもらえる可能性があります。1点でもスコアを積み上げることが、合否を分けるのです。

ライティングの対策については、「英検3級のライティング、Eメール問題のコツと解答例を紹介、リニューアル完全対策!」で詳しくお話ししていますので、ぜひ参考にして下さい。

英検3級 60問中の不安を解消する最強の合格戦略

合格の仕組みを理解したところで、次はその知識をどう活かして合格を掴むかという具体的な戦略について解説します。やみくもに勉強するのではなく、ポイントを押さえた効率的な学習で、合格を確実なものにしましょう。

  • 合格への最短ルートは過去問の徹底演習
  • 合否を分けるライティング対策の具体的な方法
  • リスニングが苦手な人へ知恵袋からのヒント
  • 何問間違えたら不合格になるかという心配は不要
  • 意識すべきは間違えていい数ではない
  • まとめ:英検3級 60問中という考え方からの脱却

合格への最短ルートは過去問の徹底演習

合格への最短ルートは過去問の徹底演習

英検3級合格への最も確実で効率的な道は、「過去問」を徹底的に演習することです。市販の予想問題集も役立ちますが、過去問は実際の試験そのものであり、これ以上質の高い教材は存在しません。

なぜ過去問が最強なのか

その理由は、過去問を解くことで、以下の3つの要素を体感的に学べるからです。

  1. 出題形式の把握: どのような問題が、どのような順序で出題されるのかを完全に把握できます。
  2. レベル感の体得: 3級で求められる単語や文法のレベルがどれくらいなのかを肌で感じられます。
  3. 時間配分の練習: 筆記65分、リスニング約26分という時間内で、全ての問題を解き切るためのペース配分を練習できます。

最低でも直近3回分、できれば6回分の過去問を用意し、それを2周から3周繰り返すことを推奨します。

ただ解いて丸付けをするだけでなく、間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を必ず分析してください。

単語を知らなかったのか、文法を理解していなかったのか、原因を特定し、復習することで初めて実力が向上します。

合否を分けるライティング対策の具体的な方法

合否を分けるライティング対策の具体的な方法

前述の通り、ライティングは合否に極めて大きな影響を与えます。しかし、対策が難しいと感じる必要はありません。

ライティングは出題形式がある程度固定化されているため、正しい対策を行えば、短期間でスコアを安定させることが可能なセクションです。

ライティングの基本構成を覚える

英検3級のライティングは、与えられた質問に対して、自分の意見とその理由を2つ書くという形式です。以下の基本構成(型)をまずは完全に覚えましょう。

  1. I think that ~. (自分の意見): まず、質問に対する自分の考えを明確に述べます。
  2. I have two reasons. (理由が2つあることを示す): これから理由を2つ述べることを宣言します。
  3. First, ~. (理由1): 1つ目の理由を具体的に記述します。
  4. Second, ~. (理由2): 2つ目の理由を具体的に記述します。

この型に沿って書くだけで、文章の構成点(加点要素)を確保できます。あとは、この型に当てはめる簡単な文章を書く練習を繰り返すだけです。難しい単語や複雑な文法を使う必要は全くありません。自分の知っている表現で、ミスなく書くことを心がけましょう。

ライティング攻略に関しては、「英検3級ライティングの採点は甘い?だから高得点を狙える方法とは」で詳しくお話ししていますので、ぜひ参考にして下さい。

リスニングが苦手な人へ知恵袋からのヒント

リスニングが苦手な人へ知恵袋からのヒント

リスニングに苦手意識を持つ受験生は少なくありません。知恵袋などのコミュニティでも、リスニングの勉強法に関する相談がよく見られます。そこでよく推奨されている効果的な学習法が「シャドーイング」です。

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて影(シャドー)のように追いかけて発音するトレーニング方法です。これを実践することで、英語特有のリズムやイントネーション、音声変化に耳が慣れていきます。

初めはスクリプトを見ながらでも構いません。徐々に、何も見ずに音声だけで追いかけられるように練習しましょう。

このトレーニングを過去問の音源を使って毎日15分でも継続すると、リスニング力が着実に向上していくのが実感できるはずです。ただ聞き流すだけではなく、自ら声に出すという能動的な学習が、聞き取る能力を飛躍的に高めます。

何問間違えたら不合格になるかという心配は不要

何問間違えたら不合格になるかという心配は不要

試験が近づくにつれて、「あと何問間違えたら不合格になってしまうだろうか」という不安が頭をよぎることがあるかもしれません。しかし、このような心配は学習の妨げになるだけで、何のプラスにもなりません。

これまで解説してきたように、合否はCSEスコアで決まるため、単純な間違いの数で不合格が決まるわけではないのです。ネガティブな心配に時間を使うよりも、その時間を使って単語を一つでも多く覚えたり、ライティングの型を復習したりする方が、はるかに合格に近づきます。

試験本番では、誰でもいくつか間違えてしまうものです。大切なのは、分からない問題に固執せず、解ける問題で確実に得点することです。満点を取る必要はないという事実を思い出し、ポジティブな気持ちで学習を進めましょう。

一応の目安を挙げると、「リーディングとリスニング合わせて24問の間違えまではOK」という自分なりのラインを作っても良いのですが、24問以上間違えても、ライティングのでき次第で十分に逆転合格は可能です。

意識すべきは間違えていい数ではない

意識すべきは間違えていい数ではない

合格を目指す上で本当に意識すべきことは、「間違えていい数」を数えることではありません。それよりも、「自分が確実に正解できる問題」を把握し、それを一つずつ積み上げていくことです。

英検3級の問題には、基本的な単語や文法を知っていれば必ず解ける、いわゆる「サービス問題」のようなものが多く含まれています。過去問の演習を繰り返す中で、「自分はこのタイプの問題は得意だ」「この文法問題はよく正解できる」といった、自分の得点源を把握することが重要です。

難しい問題や、自分の知らない単語が出てくる長文問題に時間を使いすぎて、本来取れるはずだった易しい問題を取りこぼすのが最ももったいないパターンです。

試験では、まず全体に目を通し、自分が確実に解ける問題から手をつけていくという戦略的なアプローチが、結果的に合格スコアを上回るための賢明な方法となります。

まとめ:英検3級は60問中何問正解で合格か、その疑問を遂に解決!

この記事では、英検3級の合格ラインと、合格を確実にするための戦略について解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 英検3級の合否は素点の合計では決まらない
  • 「60問中何問正解で合格」という考え方は正確ではない
  • リーディングやリスニングは6割の正答が目安
  • リーディング、リスニング合わせて36問正解が一応の目安
  • ライティングは配点が大きく合否に直結する
  • 各技能でバランス良く得点することが合格の鍵
  • ライティングが0点だと合格は非常に困難になる
  • 白紙で提出せず何かを書くことが大切
  • 最強の対策は過去問の徹底的な演習と復習
  • 過去問は最低でも直近3回分、できれば6回分を準備する
  • ライティングは基本的な型(テンプレート)を覚えることが近道
  • 「何問間違えたら」と心配するより得点戦略を立てる
  • 確実に取れる問題を見極めて得点を積み重ねる

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