「英語脳」という言葉があります
英語脳になると、英文をスラスラ読むことができ、リスニングの聞き取りもカンタンになると言われています。
また、英語の成績が急上昇したという報告も多数あります。
それは本当なのか。また、英語脳とは一体何なのか?
今回は「英語脳の真実」についてお話しします。
目次
1. 英語脳の作り方① 海外生活が教えてくれた真実
英語脳になるまで
私は家族で数年間、海外で暮らした経験があります。
日本人学校がなかったため、2人の子どもは現地の学校に入学しました。
そんな生活を送っていたため、私は英語脳が何であるか、身に染みて分かっているつもりです。
説明するまでもなく、海外で生活すると脳は英語化していきます。
読み書きも聞き取りも全てが英語ですから、当然そうなります。
では英語脳と日本語脳とは、何がどう違うのか?
その答えは「順番」にあると考えています。
2. 英語脳の作り方② 英語と日本語、その「順番」の違いとは
英語脳への切り替え
主語と述語という言葉があります。要するに、誰が何をするかです。
主語が誰であるか、述語が何をするかを示します。
日本語は英語と違って、述語が一番最後に来ます。
この述語の場所は、文の構成を大きく変化させ、それが脳に与える影響はかなり大きいのです。
英語に長時間触れると、英語脳になっていきます。
私が「順番」と行ったのは、英語の「語順」のことです。
英語の語順に脳が慣れていけば、上から順番に、英語の語順のまま、内容を一直線に理解することができるのです。
この語順の違いに違和感なく対応できることが「英語脳」の正体だと考えています。
3. 英語脳の作り方③ 中学生英語の「返り読み」が混乱の原因
英語脳の感覚を身に付けるには?
多くの日本人は、英文を日本語の文法で読もうとします。
つまり、英文を行ったり来たりの「返り読み」するのです。
日本人が英語を苦手とするのは、この返り読みに、その原因があると言われています。
頭の中で順番がメチャクチャになり、混乱するのです。
しかし英語脳になれば、返り読みをしなくなります。
英文を頭からスラスラ読めるようになるので、英文を読む力と速度が劇的に向上するのです。
同時にリスニングの力も付きます。なぜならば、リスニングとは「耳で聞くリーディング」だからです。
英語脳には、これだけのメリットがあります。やらない手はありません。
4. 英語脳の作り方④ 高校生や中学生に効果的な方法
英語脳を鍛える方法
英語脳を定着させるため、優れた訓練法があります。
「スーパーエルマー」と呼ばれる、リーディングのメソッドです。
一昔前は「SIM同時通訳方式」と呼ばれていた、英文読解法です。
この方法は、現時点で最強の英文読解メソッドだと言えます。
特許も取得しており、上智大学や慶応大学の英文科も採用している優れた方法です。
こちらの教材で訓練をすれば、英文を語順のまま、上から一直線に読むことができるようになります。
しかし、かなり高価で5万円近くするのが難点です!
参考:SIM同時通訳方式サイト
5. まとめ
英語脳の作り方、イングラムが取り組んでいること
イングラムでは、この「スーパーエルマー」のリーディングメソッドを、塾生の皆さんに伝授しています。
現時点で、最強のメソッドであると私自身が感じているからです。
「最高の知識を伝え、定着するまで継続する」
これがイングラムのモットーですので、塾生さんには全員、この方法で英文を読む訓練を行っているのです。
全員が「英語脳」を手にでき、比較的速く英語に馴染んでいきます。
塾生さんが英検にスムーズに合格するのは、このような背景があるのです。
学問に王道はありませんが、英語脳に近道はある。
私は、そう断言します。