【神回】高校英語のベーシック、五文型ってホントに必要なの?

高校に入学したら、最初に習う「五文型」という単元があります。

SVOOやSVOCという記号に、高校生は???です。

「これって本当に必要なの?」「英語に役に立つの?」そう思われる高校生が大半です。

しかし「これほど英語力の向上に必要なものはない」というのが、私の結論です。

ここは絶対に習得すべき単元であり、時間を掛けてやるべき内容です。

今回、この五文型がお子さんの英語力に与える影響について詳しくお話しします。

1. 五文型は、最も大切な単元

私は、この場を借りて断言します。「この五文型、絶対に必要です」と。

必要だからこそ、高校生最初の単元で学習するのです。

高校英語の中でも、これほど大切なものはないとまで言い切ります。

しかし、この五文型がお子さんの英語学習に与える効果や必要性を、高校の先生方はほとんど説明しておられません。

現代の高校生は「なぜ必要なのか?」という理由が理解できないと、前に進めない傾向にあります。

この「なぜ」を、まず高校生に理解させる必要があります。

2. なぜ、五文型が必要なのか?

私がなぜ、これほど五文型の必要性を強調するのか。

この五文型は、長文読解のキモであり、「リーディングの要」と言っても過言ではないからです。

私は必要のないものは、塾生さんには絶対にさせません。

時間は有限ですので、効果的なものをポイントを押さえて伝えていくようにしています。

その私が「これこそ必要でやるべき」と力説するのが、この「五文型」です!

共通テストの長文問題をスラスラ読めるには、この単元の理解が不可欠です。

私は海外生活時代、長く英語に触れ続ける生活の中で、この単元の大切さを痛感した経験が何度もありました。

そこで、当アカデミーの塾生にもしっかり指導した結果、リーディングの力が爆上がりして、次々と英検に合格するようになったという経緯があります。

3. リーディングの要、それが五文型

ただ、五文型を理解するだけでは英語力は向上しません。それに加えて、あるスパイスが必要になります。

料理の世界でも、ちょっとした隠し味を足すだけで味が激変するように、わずかな工夫をするだけで、英語力は向上します。

今回の記事では「五文型」と、リーディング能力を向上させる、あるスパイスについてお話しします。

当アカデミーのシークレットをお話しする神回の記事なので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

英語の階段を駆け上がるには「五文型」が必要

4. なぜ五文型で、英文の読解力が向上するのか?

英語は、大きく分けて5つの文型しかない、大変シンプルな言語です。

また日本語のように「私は、私が」のような「は・が・を・に」の助詞がないので、それを補うために順番で対応している言語、それが英語です。

分かりやすく、例を示します。こちらです。

I call him Hide.(私は彼をヒデと呼びます)

callの後は「人」で、その後は「呼び名」です。よく中学校では、動詞+人+物と教えられています。

つまり動詞の後は、「誰を」「どう(呼ぶのか)」という順番で並べられます。

この順番が理解できないまま進むと、英文が読めなくなり、英語が苦手になるのです。

だから私は塾生さんに、英文を並べ替える問題をよくやらせて、順番の大切さを骨身に染みこませています。

5. 英語は「順番」の言語

大切なのは「英語は順番の言語」ということを理解することです。

英語と日本語は、全く順番が違います。日本語は「動詞が最後」に配置される言語です。

この順番の違いを意識するだけで、英語を読む力は大きく向上します。

6. 第五文型のSVOCは鬼門

ちなみにですが、日本人は第四文型までは得意なのですが、第五文型を苦手とする傾向にあり、大半の日本人はここで思考停止になります。

第五文型のSVOCは、日本人にとって分かりにくい文型なので、繰り返し目を通す必要があります。

特に、makeやlet, haveを使った使役の英文(人に~させる)は、分かりにくいのによく出題される英文です。

英語は「語順」の言語です

7.「誰が、何をするか」が最初に来る

五文型を習った方なら分かると思いますが、英語は最初に「誰が何をするのか」が来ます。

全て最初はS+Vです。5つの文型は全てS+Vで始まります。

しかし大切なのは、その次です!

8.「誰に、何をしたか」が次に来る

その次には「誰に何をしたか」が来ます。

または「誰をどうするのか」です。

ここが五文型の超重要な“鬼ポイント”となります。

9. 中3が準1級に合格したリーディングのメソッドを紹介

今日の解説はここまでにしたいと思います。ここまで理解して下されば十分です。

「リーディング能力を爆上げする秘密のメソッド」

この方法を紹介する記事は少し長くなるので、前後編に分けることにしました。

後半では、この五文型を利用して、長文を凄いスピードで読んでいく方法について解説します。

訓練次第では、ネイティブと同じようなスピードで英文を読むことができる方法です。

このメソッドを使って、当アカデミーの塾生は次々に英検に合格していきました。

中3で英検準1級に合格した塾生さんもいますので、次回を楽しみにお待ちください。

それでは・・・

後編:リーディング力を爆上げするシークレット、英検準1級をも突破する最強の英文読解法とは
に続く

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