英検の合格を目指す塾を設立して10年、当アカデミーは英検に特化した、様々なノウハウを手にしてきました。
町外れにある小さな英語塾ではありますが、地域に根ざした英語塾を目指して10年が経ち、英検の合格率だけは今もなお、高い数値を維持しています。
そこで今回、英検に合格するためのメソッドについて、その全てをお話しします。
前編の今回は、主に3級までを受験されるお子さん向けの内容です。
しかし「マインドセット」については準2級以上を受験されるお子さんにも役立つ情報ですので、ぜひご一読下さい。
目次
1. 英検に合格する方法とその勉強法、まずは合格ラインを知る
当アカデミーに来られた方々は、壁一面に貼ってある合格証の数に圧倒されます。
「どうしてこんなに英検に合格するお子さんが多いのですか?」そう言われます。
その理由は色々とありますが、当アカデミーが「英検の仕組み」を知っていること。
そして「英検に合格する方法」を知っているからとお話ししています。
その方法は5つあります。この軸がブレなければ、お子さんは勝手に英検に合格していきます。
今から1つずつお伝えします。
英検に合格するにはどのくらい勉強すればいいですか?
受かる方法ではなく“落ちない方法”を徹底する
当アカデミーは英検を受験する塾生さんに対して、「合格する方法」ではなく、「落ちない方法」を伝えています。
分かりやすく説明すると「勝つ方法」ではなく、「負けない方法」を教えているのです。
英検攻略法で最も大切なことは、この「負けない方法」「負けにくい方法」を知ることにあります。
英検何割取れたら合格?
魅惑の60点主義
英検は60%正解すれば合格する試験です。
よって60点主義で試験を受ける、という心構えを徹底しています。
100点を取ろうとするから、息切れするのです。
ギリギリ合格の60点でいいから「まずはそこを目指しましょう」ということです。
100点でも60点でも、合格は合格です。
同じ価値なら、肩の力を抜いて60点を目指した方がメンタル的にも良いです。
そういう気楽なマインドセットで取り組めば、80点が取れるようになります。
だんだん英語が面白くなってきますので、更に熱中して100点を目指すようになるものです。
この「60点主義」というマインドセットが、英検に対する全ての根幹となります。
2. 英検に合格する5つの方法とその勉強法! 賢者は歴史から学ぶ
確実に60点を取得する近道、それは過去問を演習することにあります。
なぜならば英検とは、同じような問題が繰り返し出題されるテストだからです。
よく考えれば分かることですが、同じ範囲の中で作ることのできる問題数なんて知れています。
単語を変えたり、数字を変えて、同様の類似問題が出題されているだけです。
「歴史は繰り返される」と言いますが、英検の問題も繰り返されます。
賢者は歴史から学びます。英検の歴史とは「過去問」です。ここから学べるものは沢山あります。
また「どれくらい過去問をやれば、確実に合格できますか?」という質問をいただくことがあります。
私は3回で十分だと考えていますが、当アカデミーでは念を入れて6回分の演習を行っています。
英検合格の近道、それはリスニングで稼ぐ
英検3級までは、リスニングの問題は比較的簡単です。
落ち着いて回答すれば、正解しやすい問題が並んでいます。
過去問のCDを聞きながら何回も演習を行い、英語の音声に頭を慣らして下さい。
すぐに60~70%は取れるようになります。
英検の勉強スケジュールは、復習が全て!
復習に力を入れ、苦手や失敗を一つ一つ克服していく
過去問の演習を行い、英検の問題形式に頭を慣らしていくという話をしましたが、さらに大切な事をお話しします。
大切なのは、演習ではなく「復習」の方です。
過去問の演習を行うと安心するお子さんがいますが、最も必要な行程は「復習」。
英検は得意分野を伸ばすより、苦手分野を克服する方が伸びしろが多く、点が伸びやすい試験です。
間違った箇所にこそ、宝が埋まっています。
その部分を克服すると、次回以降は失点が得点になり、お子さんの英検のスコアは大きく伸びていくからです。
「英語力は復習で伸びる」このマインドセットで進めて下さい。
中学生の英検勉強法、その極意は?
慌てて詰め込んではダメ、じっくり1ヶ月掛ける
英検を受験すると決めたら、慌てて詰め込もうとするお子さんがいますが、メンタル的によくありません。
英検は申込みから受験までに2ヶ月間ある、マラソンマッチです。
慌てなくていいから、1ヶ月は慣れることに専念し、次の1ヶ月でに一気に積み上げて行く!
そういう気持ちでジックリ行きましょう。
最初ゆっくり、後でスパート!
メリハリを付けて、英検が迫っているという緊張感も味方に付けながら、計画的に進めていくと良いです。
英検勉強の参考書:秘密のライティング突破法
最後におまけです。
おまけと言うより、これが最も強烈なメソッドかもしれません・・・
難化する3級の英作文(ライティング)を一気に書き進める方法です。
また、この方法は2024年からリニューアルする、新英検にも対応していますので、ぜひ読んで下さい。
参考:【注目】英検3級の英作文を攻略する、魔法のライティングメソッドとは?
英検に合格する方法とその勉強法のまとめ
戦略を練り上げたら、いよいよ戦闘開始です。
英検の申込みが終わったら、気持ちも新たに、上記のシークレットを試して下さい。
お子さんは、英語だけを勉強しているのではなく、英検だけを受験するわけでもありません。
部活に他教科に定期テストにと、他にもまだやらなければならないことは沢山あります。
気持ちを入れすぎず、あまり最初から飛ばさずに、じっくり行って下さい。
最初の1ヶ月は慣れること、次の1ヶ月でスパート。
急いては事をし損じますし、英検は長期戦のマラソンマッチです。
お子さんが希望の級に合格される事をお祈りしています。