英検3級の二次試験で、面接官の英語が聞き取れないと焦ってしまいますよね。どのように「もう一度言ってください」と丁寧に言うべきか、聞き返す言い方で減点されるのではないか、聞き返すことのできる回数に制限はあるのかといった不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、面接官のセリフや、よく出る単語が分からず、失敗して後悔したくないと考えている方も少なくありません。
しかし、ご安心ください。英検3級の二次試験には、聞き返し方に関するコツがあり、さらには面接を乗り切る裏ワザも存在します。事前の準備を怠ると落ちる原因にもなりかねませんが、適切な対策をすれば合格に大きく近づくことができます。
この記事では、あなたの疑問にお答えするために、英検3級の二次試験における効果的な聞き返し方と、万全の対策方法を詳しく解説していきます。
- 英検3級二次試験における効果的な聞き返し方
- 聞き返しても減点されないためのポイント
- 面接対策で役立つ実践的な学習方法
- 二次試験に合格するための具体的な戦略
目次
英検3級の二次試験、その聞き返し方にはコツがある
- 面接官に「もう一度言ってください」と丁寧に言うには
- 聞き返す言い方で減点を避けるには
- 試験で聞き直し方をマスターしよう
- 何回聞き返しても大丈夫?
- 面接での裏ワザを公開
面接官に「もう一度言ってください」と丁寧に言うには

英検3級の二次試験において、面接官の質問が聞き取れない場合、焦らずに聞き返すことが大切です。ただ、その際にどのように伝えるかは非常に重要になります。
丁寧な聞き返し方としては、「Pardon me?」や「Could you say that again?」などが挙げられます。これらの表現は、相手に失礼なくもう一度尋ねる際に用いられる一般的な英語表現です。
一方、ただ単に「What?」と言ってしまうと、ぶしつけな印象を与えてしまう可能性があります。英語面接では、コミュニケーション能力も評価の対象となりますので、丁寧な言葉遣いを心がけることが求められます。
聞き返すタイミングとしては、質問が完全に終わってから間髪入れずに言うのが適切です。考えている時間を稼ぎたい場合にも聞き返しは有効ですが、あまりに不自然な間を置くと不審に思われる可能性もあります。
聞き返しのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
質問の意図を正確に理解できる | 回数を重ねると評価に影響する可能性 |
時間を稼ぐことができる | 不自然な使用は避けるべき |
焦りを軽減できる |
聞き返す言い方で減点を避けるには

聞き返す際に減点されないためには、前述の通り、丁寧な表現を用いることが重要です。また、聞き返す回数も考慮に入れる必要があります。
一般的に、一度や二度の聞き返しであれば、それほど大きな減点にはならないと考えられています。しかし、あまりにも頻繁に聞き返してしまうと、リスニング能力の不足と判断され、評価に影響が出る可能性は否定できません。
聞き返す際には、単に聞き返すだけでなく、理解しようとする姿勢を示すことも大切です。例えば、聞き返した後に質問の一部を復唱し、「〜ということですか?」と確認するような形であれば、積極的にコミュニケーションを取ろうとしていると評価される場合もあります。
本来は、聞き取れないことが問題ですが、その状況下でどのように対応するかが問われる場面でもあります。試験官も受験者が緊張していることを理解していますので、適切な聞き返しであれば問題ないと考えて良いでしょう。
試験で聞き直し方をマスターしよう

試験中に聞き取れなかった場合、どのように聞き直すかを事前に練習しておくことは、非常に有効な対策になります。特に、自分がどの表現を使いやすいか、実際に声に出して練習してみることをおすすめします。
例えば、「Could you repeat that, please?」は丁寧で使いやすい表現の一つです。これを何度も口に出して練習し、いざという時に自然と口から出るようにしておきましょう。
また、聞き返すだけでなく、質問の一部だけでも聞き取れた場合は、その部分から推測して答える練習も効果的です。すべてを聞き取れなくても、文脈からおおよその内容を把握できるようになれば、聞き返す回数を減らすことにもつながります。
何回聞き返しても大丈夫?

聞き返す回数に明確な上限は設けられていませんが、一般的には1~2回程度であれば許容範囲とされています。しかし、3回以上となると、リスニング能力が低いと判断されるリスクが高まります。もちろん、これはあくまで目安であり、面接官の判断にもよる部分があります。
重要なのは、なぜ聞き取れなかったのかという点です。単語が分からなかったのか、文の構造が複雑だったのか、それとも単に緊張で集中できなかったのか。自己分析を行い、聞き取れなかった原因を把握することで、今後の学習にも役立てることができます。
ただ単に聞き返すだけでなく、理解しようとする積極的な姿勢を示すことが、回数よりも大切です。例えば、聞き返した後に質問のキーワードを繰り返すなど、理解しようとする意思表示を行うと良いでしょう。
面接での裏ワザを公開

英検3級の二次試験には、合否を左右するような「裏ワザ」が存在します。これは、満点を取りやすい表現や、面接官に好印象を与えるテクニックを指します。
具体的に言うと、「今日、これから何をしますか?」「昨日は、何をして過ごしてましたか?」という質問を頻繁にされますので、その際に「I study English very hard.」のような、前向きで学習意欲を示す表現で、面接官に良い印象を与えることができます。
また、質問に対して「Yes」や「No」だけで答えるのではなく、必ず理由や具体例を付け加えることが重要です。例えば、「Do you like sports?」と聞かれたら、「Yes, I do. I like soccer very much because it’s exciting.」のように答えることで、自分の意見をしっかりと伝えることができます。
沈黙は避けるべきです。もし答えに詰まってしまったら、「Let me see…」や「Well…」といったクッション言葉を使うことで、考える時間を稼ぎつつ、コミュニケーションを継続する姿勢を示せます。これらも面接官に良い印象を与える「裏ワザ」の一つと言えるでしょう。
英検3級二次試験の聞き返し方だけでなく対策も万全に
- 二次試験に落ちる原因とは
- バーチャル二次試験で対策を始める
- 予想問題集を使った対策
- 面接問題サンプルで傾向を掴む
- よく出る単語を覚えておこう
- 面接官のセリフを理解する
- 英検3級二次試験聞き返し方と合格への道
二次試験に落ちる原因とは

英検3級の二次試験に落ちる主な原因は、事前の準備不足にあります。無策で面接に臨むと、以下のような問題に直面しやすくなります。
- 緊張で頭が真っ白になる: 面接という独特の雰囲気に慣れていないと、知っているはずの英語も出てこなくなることがあります。
- 質問が聞き取れない: 面接官の発音やスピードに慣れていないと、質問の意図を理解できないことがあります。
- 回答が単調になる: 「Yes」「No」だけで終わるなど、十分な情報を伝えられない回答をしてしまうことがあります。
- 沈黙してしまう: 質問に対してすぐに答えられず、長い沈黙が続いてしまうことがあります。
これらの問題は、事前の練習と対策によって克服できます。特に、いきなり面接の本番を迎えるのではなく、事前にシミュレーションを行うことが大切です。
バーチャル二次試験で対策を始める

英検の公式サイトなどで提供されている無料の「バーチャル二次試験」は、面接の流れを把握する上で非常に有効なツールです。見やすいアニメーション形式で、面接がどのように進むのか、どのような質問がされるのかを事前に体験することができます。
バーチャル二次試験を観ることで、入室から退室までの流れ、質疑応答の形式、そして面接官の指示などを具体的にイメージできます。これにより、本番での戸惑いを減らし、落ち着いて試験に臨む準備ができるでしょう。
また、これを観ることで、リスニングの練習にもなります。面接官のセリフや質問のトーンに慣れることで、実際の面接での聞き取り能力を高める効果も期待できます。
予想問題集を使った対策

面接対策として最も効果的な方法の一つが、予想問題集の活用です。市販されている予想問題集には、過去の出題傾向に基づいた問題が多数収録されており、DVDが付いているものも多くあります。
面接会場でのやり取りが収録されたDVDを観ながら、実際に試験官と面接をシミュレーションすることで、実践的な練習が可能です。
予想問題集を使って練習する際には、ただ問題を解くだけでなく、声に出して解答を読み上げることが必要になります。実際に英語を口に出すことで、単語や文法がスムーズに出てくるようになり、実戦感覚を養うことができます。
本家本元の旺文社が作成した二次試験の予想問題集は、本当に「これを見ながら、面接の問題を作ったんじゃないの?」というくらい、その内容は本番によく出ます。
繰り返し見て、練習することで、どのような質問に対しても、とっさに適切な英語で答えられるようになることができるようになります。
面接問題サンプルで傾向を掴む

予想問題集だけでなく、インターネット上や参考書に掲載されている面接問題サンプルにも目を通すことが大切です。これにより、英検3級の二次試験でどのような種類の質問が出やすいのか、おおまかな傾向を掴むことができます。
例えば、自己紹介に関する質問、イラスト描写に関する質問、社会的なテーマに関する質問など、それぞれのカテゴリーでどのようなフレーズや単語が使われやすいかを把握できます。これは、効率的な学習計画を立てる上で非常に役立ちます。
また、様々な問題サンプルに触れることで、多様な状況に対応できる柔軟性を身につけることも可能になります。
よく出る単語を覚えておこう

英検3級の二次試験でよく出る単語やフレーズを事前に覚えておくことは、スムーズな回答のために不可欠です。特に、日常生活や身近なテーマに関する単語は頻繁に登場します。
例えば、趣味、学校生活、家族、週末の過ごし方など、自分自身のことを話す際に使う単語や表現はしっかりと準備しておきましょう。また、イラスト描写問題で登場しやすい名詞や動詞などもチェックしておくと良いでしょう。
具体的に言うと、「I play~, I study~, I went~, I cook~」などは基本的ではありますが、受け答えのベーシックです。
また、スポーツや料理なども「tennis, baseball, Sushi, Carry&rice」これらの名詞は、頻繁に使用する単語・フレーズと言ってよいでしょう。
単語帳やフラッシュカードなどを活用して、声に出しながら覚えることで、記憶の定着を促すことができます。
面接官のセリフを理解する

面接官が発するセリフは、質問内容だけでなく、指示や評価に関するものもあります。これらのセリフを事前に理解しておくことで、面接中の混乱を防ぎ、スムーズな進行に貢献できます。
例えば、「That’s all for today.」と言われたら面接終了の合図であること、「Could you tell me more about that?」と言われたら、さらに詳細な説明を求められていることなどが挙げられます。
これらのセリフは、バーチャル二次試験や予想問題集のDVDなどで確認することができます。繰り返し視聴し、耳を慣らしておくことが大切です。
英検3級二次試験聞き返し方と合格への道
- 英検3級の二次試験では聞き返し方が重要となる
- 聞き返す際は「Pardon me?」や「Could you say that again?」など丁寧な表現を用いる
- 不適切な聞き返し方は減点につながる可能性がある
- 聞き返す回数は1~2回程度が目安で、過度な聞き返しは避けるべきである
- 聞き返しても理解しようとする姿勢を示すことが大切である
- 時間を稼ぐための聞き返しも有効だが、不自然な間は避けるべきである
- 面接対策として無料のバーチャル二次試験を観て流れを把握する
- 予想問題集を購入し、DVDを観ながら声に出して練習することが効果的である
- 実際に声を出すことで、分かることとできることの差を埋めることができる
- 質問に対しては「Yes/No」だけでなく、理由や具体例を必ず付け加える
- 「I study English very hard.」のような前向きな表現は好印象を与える
- 沈黙を避け、「Let me see…」などのクッション言葉を活用する
- 事前の準備を怠ることが不合格の大きな原因となる
- よく出る単語や面接官のセリフを事前に理解しておく必要がある
- 練習を重ねて実戦感覚を身につけることが合格への鍵となる
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