「よしっ、留学だ!」英語学習が行き詰まると、留学に活路を見いだす中高生が多くなっています。
よく聞かれる質問に「留学すると英語の成績が上がるって本当ですか?」というものがあります。
留学するだけで英検やTOEICのスコアが上がるなら、これほど有効な方法はありません。
そこで今回、留学と英語成績の密接な関係について、詳しくお話しします。
家族で海外生活をした私の体験談も交えて話しますので、少しは説得力のあるお話だと思って聞いてもらえると嬉しいです。
目次
1. 都城の高校生が留学すると、英語の成績が上がる
留学を経験すると、英語の成績が上がるというのは本当か?
結論から言うと本当です。
人にも寄るかもしれませんが、英語の成績はかなりの確率で上昇します。
上がるどころでなく、急上昇すると言っても過言ではありません。
これまでに、そんな中高生を何人も見てきましたので、これは間違いのない事実です。
その理由は「生きるために」英語を使う必要性に迫られるからです。
受験勉強のためとか、定期テストのため。そんな生やさしい理由ではなく、生きるために英語を理解しなくてはなりませんので、その必然性からお子さんの脳は、次々と英語脳に変化していきます。
2. 都城の高校生に留学が与える、脳への刺激
留学すると英語の成績が上がる、そのメカニズムについてお話しします。
人の記憶を司るのは、脳の「海馬」という部分です。
この海馬は、脳の容量が満タンにならないよう、不必要な情報を取り込もうとしません。
「生きていくために必要な情報」を優先的に取り込もうとします。
だから私たちは、英単語を覚えるのが苦手なのです。
英単語は生きていくために必要な情報ではないので、なかなか覚えられませんよね。
しかし留学すると、英語力を上げることがどうしても必要になります。
これまで定期テストのために覚えていた英語が、「生きるために必要な情報」に変化するのです。
そうすると海馬は、英単語、英文法、発音・・・およそ英語に必要であると思われる情報は次々に取り込み始めます。
「留学したら、英単語を覚えるのが楽になった」という人がいますが、あれは海馬がフル稼働を始めたからです。
参照:【初公開】最強の暗記術、暗記教科をカンタンに克服する知られざる方法とは
都城から留学した、長男を見て感じたこと
私は、海外で一緒に暮らした長男を見てきたので、それがよく分かります。
英語の「エ」の字も知らずに、いきなり海外の小学校に入学した6歳の長男は、今考えるとちょっと可哀想でした。
分かりやすく例えると、泳ぎ方を知らない子どもが、いきなり海に放り込まれたようなものです。
しかし、数ヶ月もしないうちに片言の英語を話すようになりましたので、私の方がビックリしました。
「生きるために、英語を話さなくてはならない」
そう思った瞬間に海馬がフル稼働、英語に必要なものは何もかも取り込み始める、そのスピード感は凄まじいものがありました。
3. 都城の高校生が留学しても、全く英語が話せない人がいるのはなぜ?
ただし、現代のお子さんは、少し事情が違うかもしれません。
Wifiやスマホの発達によって、四六時中ネット環境に繋がることが可能になったからです。
これではコミュニケーションの必要性が減少します。
同様の理由で、留学してもホームシックで引きこもっているお子さんに、英語の習得は難しいかもしれません。
ある程度、コミュニケーションの「強制力」が必要になります。
現代社会は、科学技術の発達で便利になりすぎて、逆に「人間力」が落ちているのではと心配になります。
何ごともバランスが必要で、便利過ぎるのも良くないと思える今日この頃です。
都城の留学生として、生きるために英語をやって感じたこと3選
私がニュージーランドで暮らしていたあの頃、英語に対する不思議な感覚を、今も忘れることができません。
①運転しながら、看板の英文を一目で認識できた。
②知らない英単語も一瞬で記憶できるようになった。
③英語のテレビ番組を聞き取ることができた。
あの頃の英語の吸収力、あの感覚が何だったのか、今となっては思い出すのが難しくなってきました。
しかし生きるために必要なものに対して、人は凄いスピードで吸収し、能力を覚醒させていくものだという経験は貴重だったと今でも思います。
4. まとめ
都城の高校生が留学すると、英語の成績が急上昇する
留学すると英語力が向上する、英語の成績が上がる。これは間違いのない事実だと思います。
それは脳に凄い刺激が入り、英語を次々に取り込み始めるからです。
しかし、Wifiやスマホに浸かっていてはダメで、外に出て様々な人と接触する必要があります。
コミュニケーションの回数や頻度が上がると、英語力は格段に向上します。
留学はお金が掛かりますが、英語力を付ける最高の手段であり、ファイナルウェポンです。
1つの選択肢として、考えても良いかもしれません。
5. 追伸
海外生活で手にした宝物。
それは、子どもが英語を話せるようになって帰国したことだと思っていましたが、実際には少し違いました。
郷土である都城に英語を広めていく下地ができたこと。これが大きかったと、今では思っています。
私は海外生活で身に付けた英語の知識やメソッド、それを都城の皆さんに広めたくて、当アカデミーを創業しました。
多くのお子さんと縁があり、ここまで来ることができましたが、少しでも多くの方に英語の力を付けるレッスンを還元したいと、今も思い続けています。
都城は水や食べ物が美味しく、人も優しい日本一の街です。また観光地としても、地場産業の町としても将来性があります。
志を持ったお子さんに海外進出の足掛かりを作ることができれば、これほど嬉しいことはありません。
可能性を秘めた生徒さんに英語の素晴らしさ伝えたい、そう思ってやまない今日この頃です。