【初公開】最強の暗記術、暗記教科をカンタンに克服する知られざる方法とは

日本人は暗記という行為を低く評価しがちです。

暗記で覚えたものは役に立たないとよく言われます。

理由なく覚えたものは、本番までに忘れてしまって、受験に全く役に立たないという理屈です。

しかし、何年も受験生を指導してきた私に言わせれば、それは全くの真逆です。

暗記ほど、受験で役に立つものはありません

そもそも漢字や英単語、古文単語や600構文など、暗記以外で覚えるのは無理があります。

また、漢字、英単語、数式、化学式、古文単語、英語構文、歴史の語呂・・・これらは全て暗記です。

そして別な記事でお話しするつもりですが、実は数学こそ最大の暗記教科なのです。

今回、暗記の必要性とその方法について、詳しく説明させていただきます。

私が推薦する、「脅威の暗記術」についてもお話ししますので、楽しみにして下さい!

1. 受験の世界で「暗記」ほど役に立つものはない

暗記で覚えたものは役に立たない。

理由なく覚えたものは、本番までに忘れてしまって、受験に全く役に立たないという迷信が教育界に広く伝わっています。

誰が言い出したか分かりませんが、こんな“迷信”を信じ込み、暗記にエネルギーを割こうとしない中高生が増えています。

しかし実際には、高校受験も大学受験もその8割が暗記で対応できるものばかりなので、これでは成績は上がりません。

その裏で、考えるのが面倒だから何でも暗記してしまえという「暗記主義」の生徒が、受験の勝者となる現実があります。

2. 泉ヶ丘の落ちこぼれを救った暗記術

理想論に振り回されたあげく、現実を見誤り、落とし穴にはまってしまう受験生が大勢います。

何を隠そう、まさに高校時代の私がそうでした。

「泉ヶ丘の落ちこぼれ」だった私を窮地から救ってくれたのは、丸暗記という戦術でした。

作戦も戦略も工夫も何もない、全く正攻法の「丸暗記」

しかし「このままでは、センター試験に間に合わない!」尻に火が付いた状況で全教科を暗記に徹したから、なんとか受験に間に合ったという確信があります。

「大学受験って、暗記で何とかなる」そう実感したのは高3のセンター試験後だったという、間抜けな受験生、それが私でした。

思えば、中高の先生方は「これを覚えなさい」「暗記しなさい」という割には、“暗記の仕方”を教えてはくれませんでした。

3. 門外不出の暗記術

そこで今回、この記事を読んでくれたあなたに、膨大な暗記物を短時間で一気に克服する、秘密の暗記術について詳しくお話しします。

門外不出の「イングラム式記憶術」を包み隠さず、全てお話ししますので、これは必見の永久保存版です。

難しいことなど考えず、暗記できることは手軽に暗記して、高得点を狙っていきましょう。

長期的に考えると、その方が受験を乗り越える学力を身に付けることができます。

門外不出の暗記術を遂に公開

4. 暗記は神

まず、受験の世界で「暗記は神」というマインドセットを持って下さい。

大量の情報を記憶しないと競争社会を勝ち抜けない受験生の皆さんは、そのことに薄々気付いていると思われます。

「暗記など何の役にも立たない」「根拠を理解していないと意味がない」

そんなことを言う中高生に限って、成績が振るわないのでは・・・

理想論はごもっともですが、今は現実論で物事を考える時期です。

苦しい受験戦争を勝ち抜いてきた方なら、暗記の大切さを分かってもらえると思います。

今は試験の点数を上げることに、全てのエネルギーを集中しましょう。

これから、その方法について徹底解説していきます。

5. 誰もやろうしない丸暗記の徹底、やると成績が爆上がり!

「英単語をなかなか覚えられない」
「古文単語の暗記が苦手」
「数式の暗記はもうイヤ」

あなたの声が、こちらにまで聞こえてきます(笑)

確かに暗記というと、苦行のようなイメージが強いです。

しかも高校生になると、覚えなければならない事が急激に増えます。

もう英単語のプリントを見るのもイヤだという気持ちになるのも無理はありません。

しかし、みんなが嫌がってやらないからこそ、そこに向き合う価値があるのです。

皆がやりたがらないことをやると、成績は爆上がりします。

6. 脳の機能に沿った「暗記術」

人間の記憶は、脳の「海馬」という場所で決まります。

ここが覚えるべき知識とそうでない知識とを仕分けているのです。

判断の基準は「生きていくために不可欠か」の1点です。

海馬は、英単語などの覚えなくても生きていけるものは、記憶に残そうとしません。

だから、受験に必要な知識は、勉強してもなかなか覚えられないのです。

受験生にとって、受難の日々が続くのは、「海馬の働き」という生理的なメカニズムに、その理由があります。

7. 海馬をだます、暗記と音読の不思議な関係

海馬は「生きていくために不可欠」なものでない限り、取り込もうとしないので、暗記は大変な作業となります。

これでは、なかなか英単語を覚えられません。

そこで「海馬をだます」必要があります。

そのために、「暗記物を何回も音読で繰り返す」のです。

そうすると海馬は「生きるために必要な情報ではないけど、こんなに何回も入ってくるのなら、大切な情報かもしれない、一応覚えておこう」と記憶の窓を開けます。

暗記物は、「何回も音読する」このシンプルな行為が決め手となります。

「こんなカンタンなこと?」と驚かれるかもしれませんが、暗記なんてそんなカンタンなものです。

以下に私が推薦する、英単語暗記術の動画を紹介しておきます。10分で観ることのできる短い動画なので、ぜひご覧ください。

参考:東大卒の小林社長が教える「最強」の英単語暗記術!

カンタンだけど、その効果は絶大な暗記術

8. 大切なことは全てシンプル

かなり引っ張ったのに、最後は「音読を繰り返す」というシンプルな内容ですみません。

しかし、何事も大切なことはシンプルなものです。

何回も音読で繰り返せば、受験生のお子さんは若くて頭が柔らかいので、すぐに暗記できます。

大切なのは、「音読で」ということです。

五感をフルに使うと、脳が刺激されて覚えやすくなりますし、定着率も上がります。

9. 留学すると、なぜ暗記力がアップするのか?

海馬は「生きていくために不可欠」なものでない限り、取り込もうとせず、記憶からハジきます。

留学を経験すると、英単語を覚えるのが楽になるという体験談をよく聞きますが、それはまさに英単語が「生きていくために不可欠」なものに変わったからです。

人はそれを「英語脳になったから」などと言いますが、その理由はもっとシンプルで、海馬が英単語をフルに取り込むからです。

10. まとめ

今回、全ての暗記物を一気に記憶する、「最強の暗記術」について、お話ししました。

このブログは、私の教師生活数十年の集大成として残したいと考えています。

今回の内容は、その中でも特に学習の核心を突く大切な内容ですので、ぜひ実践して、成績を向上させて下さい。

あなたのご活躍をお祈りしています。

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