高校生になって英語が伸び悩んでいるお子さん、親はどう接すればよいのか?(高校生編)

中学時代は英語が得意だったのに、高校に入学したとたん、英語がサッパリわからなくなった。

こんな悩みをお持ちの高校生は大勢いるのではないでしょうか。

中学生時代の英語に比べて、高校英語は格段に難しくなります。

教科書も3種類になり、覚えるべき内容も大幅に増えます。

そのため、英語が分からなくなったという生徒さんが数多くいるのは事実です。

こういった悩みを放っておくと、いつのまにかニガテだらけ・・・大学受検のときに取り返しがつかなくなります。

しかし、お子さんはもとより親御さんもどうすれば良いか分からずに悩んでいるのではないでしょうか。

今回、高校英語に苦しむお子さんに対して、親はどう接すれば良いのか、私の体験も踏まえてお話しします。

1.英語が伸び悩むお子さんに対して、絶対にやってはならないこと

まずは絶対にやってはならないことからお話しします。

それはお子さんを叱りつけることです。

普通科に入学するようなお子さんですから、決して能力の低いお子さんではありません。

どこかでボタンを掛け違えているだけです。

そのポイントを見つけ出し、伝えてあげることが一番なのですが・・・その方法については後述します。

高校の先生方は忙しいので、一人一人を見ているわけではありません。その結果「勉強不足」の一言で片付けられる傾向にあります。

親御さんもどうして良いか分からず、「ちゃんと勉強してないからよ!」と、お子さんに当たってしまいがちですが、実はそうではないケースの方が多いのです

掛け違えたボタンを見つけ、その箇所を優しく指摘してあげるだけで、お子さんはみるみる自信を付けて、英語の成績を向上させていきます。

私はそのような高校生を、これまでに何人も見てきました。

2.お子さんは、英語の勉強をどうしてよいか分からず、一人心を痛めていませんか?

親御さんも苦しいでしょうが、お子さんはもっと苦しいのです。

進学校で成績が伸びない、勉強が分からないというのは、最も辛いことです。

お子さんはご自分の未来のために、必死で痛みに耐えています。

ここで理解者であるはずの親御さんに叱られては、立つ瀬がありません。

そこだけは、絶対に越えてはならない一線です。

ここを無視して、「努力不足」で片付けようとすると、お子さんは英語を理解しようとする努力を諦めてしまいます。

親御さんを信用しなくなりますし、学校や自宅でも学習にも気持ちが入らなくなります。これこそ「逆効果」です。

お子さんもどうしてよいか分からず、一人で苦しんでいますので、決して攻めたり叱ったりなどはしないよう、お願いします。

お子さんは、一人心を痛めていませんか?

3.親御さんはどう対応したらよいか?

課外授業で頭が疲れ、部活で体も疲れている。

宿題・課題の多さで頭がいっぱいになり、勉強が難しくなり途方に暮れている。

普通科のお子さんはいつの時代も悩みが多く、前途多難です。

しかし、この競争社会を勝ち抜かなければ、栄光を掴むことができないのもまた事実です。

英語が分からなくて困っているお子さんにとって最良の方法は「1つずつ解決していく」事です。

まずは、English Communication の教科書に専念することから始めるよう、お子さんにアドバイスを送って下さい。

こちらの教科書には、ベーシックな英単語や文法、読解に必要な英文の全てが詰まっています。

これ1冊で、共通テストの対策は8割方OKと言って良いです。

また、ここからが大切なところですが

●「英文が難しくて理解できない」
●「教科書に掲載されている内容が分からない」
●「内容が多すぎて、どれが大事か整理できない」

これらの悩みを持つお子さんにオススメなのが、「教科書ガイド」です。

全ての高校生から英語の苦手をなくすために、教科書の内容理解を目標に作られたもので、日本語訳から、英単語から、ポイントから、全てが掲載されています。

4.なぜ今、教科書ガイドなのか?

実は共通テストや大学入試は、ほぼ教科書の内容から出題されますので、入試対策にとても役立ちます。

その教科書を丁寧に解説してくれるのが、ガイドブックです。

教科書ガイドの良さがまだ世間に知れ渡っていないようですが、私はこの素晴らしさを誰よりも知っているつもりです。

その証拠に、当アカデミーには全ての教科書のガイドブックが常備されています。

ガイドブックの良いところ、それは

①英文の訳、英単語の訳が掲載されている点
②本文の内容が、分かりやすく解説されている点
英語の独学を可能にしてくれる点

以上の3点です。

弱点としては、やや高価であることです。

こちらはAmazonの中古品を安くで購入してもらえれば、解決できるかと思います。

5.進学校に通うお子さんにとって、英語の悩みはかなり深い

私がなぜ、こうまでお子さんを庇うのかというと、私の高校時代がまさにこのような状態だったからです。

今の私を知る人は、想像できないかもしれませんが、私は高2まで英語も数学もさっぱりの劣等生でした。

進学校で授業に付いていけない、成績が伸びない。これ以上の苦痛はありません。

分からないのに授業は進んでいく。模試やテストは次々に行われる。

当然、悪い結果ばかりが返ってくるので、親や先生からは叱られ続けて、ノイローゼ気味。

また当時の親や先生は「勉強しろ」と精神論で叱ることしかできなかった世代です。

そもそも授業が理解できないのに、何をどう勉強していいか分からないというのが実情です。

それを「努力不足」で片付けようとするから、生徒が次々にドロップアウトしていくのです。

私も当時、八方塞がりの状態になり、さらに勉強から遠のいていく悪循環に見舞われていました。

学力が伸び悩んで一番困ったこと・・・

それは、自分は能力のない人間だと思うようになることです。

皆についていけないダメな人間だと思い始めると、勉強に対する意欲までもが失せてしまいます。

入学直後、あんなに頑張っていたはずのテスト勉強も情熱を失い、手つかずになる。

私の昔話が過ぎましたが、これを放っておくわけにはいかないと思い、高校生向けブログに「英語の勉強術」をまとめているところです。

お子さんは、一人で悩みを抱えています

6.高校英語、その難化と多様化に苦しむ生徒たち

どうして高校に行くと、英語に苦手意識を持つ生徒が激増するのでしょう?

1つの理由に、高校英語の難化が挙げられます。

高校の英語は“突然”と言ってよいほど難しくなり、中学時代に比べて、その難易度は急上昇します。

その大きな段差に足を取られて、自分を見失ってしまうのです。

しかも英語には「高2の壁」というものがあり、ここでさらに英語はワンランク難しさがアップします。

2ステップで難しくなるので、付いていけず、英語が分からなくなる高校生が急増しているのです。

しかもグラマーやエキスプレッションなど、英文法や英作文の授業も同時並行で行われますので、頭が混乱する傾向にあります

多くの高校生は難化と多様化で、どこに集中して良いか分からなくなるのです。

しかし「困った時には、1つに絞る」が学習の鉄則です。

まずは、“English Communication” のテキストに全てのエネルギーをぶつけて下さい。

7.英語は独学が難しい教科

言うまでもなく、英語は独学が難しい教科です。

そこで私はガイドブックという、先生の代わりに英語を教えてくれるアイテムを紹介しました。

しかし独学で英語を学習するというのは、不安と隣り合わせですし、精神的なエネルギーを必要とします。

ましてや通常の授業と課外授業、そして部活で疲れ切った体で、新たに英語を学習するとなると、相当な負担を強いられます。

全く無理とまでは言いませんが、かなり辛抱の必要な作業です。

8.地力で解決せず、解決してくれる人を探す

ここで高校英語を攻略する、最もカンタンな方法についてお話しします。

それは問題を解決しようとするより、問題を解決してくれる人を探す方が、より確実で簡単だということです。

つまり自宅近くで、お子さんに英語を教えてくれる塾や教室を探される方が、最も間違いのない方法だという事です。

別に売り込むわけではありませんが、これは間違いのない、普遍的な学習の法則です。

最もまずいこと。それは英語が分からなると、お子さんが自信をなくして、英語に向き合わなくなることにあります。

そんな時、目の前に分からない箇所を優しく教えてくれる先生がいれば、お子さんにとって、これほど心強いことはありません。

つまずいても先生がいますので、前向きに英語に取り組めるようになります。

取り組めば、英語力は段々と付いていくものです。

そうやって力を付けた塾生さんは、これまでに数多くいます。

“解決してくれる人” が側にいれば安心です

9.英語より、大切なものが逃げていく

英語が分からないのは、恥ずかしいことでもなければ悪いことでもありません

進学校という「結果が全て」の環境にいると、それを忘れてしまいがちです。

困るのは、お子さんが英語の学習に向き合わなくなることの方です。

若いうちから厳しい競争社会に放り込まれ、成績がうまく向上しなければ、誰しも気持ちが萎えそうになります。

そんな時こそ、お子さんのメンタル面をケアすることが必要になります。

やるのは親御さんではなく、お子さんです。途方に暮れている今だからこそ、彼らを大切にしなければ、未来が見えなくなります。

「分かりたい」その気持ちさえあれば、英語の成績などどうにでもなります。

大切なのは、彼等の前向きな気持ちを切らさないことです。

10.英語より100倍大切なもの、それはお子さんとの信頼関係

確かに、お子さんの英語の成績は大切なものです。

しかし最も大切なものは、お子さんとの信頼関係です。

信頼をなくすと、お子さんの心を引き留めるものがなくなりますので、成績ばかりか生活態度までもが粗雑になります。

そうなると計画性のない生活が続き、成績はさらに下降線を辿る結果となるでしょう。

お子さんとの関係は一生続くものであり、長期的に考えたとき、親子関係を壊してまで勉強を促すのは、良い選択肢ではありません。

英語の成績ごときで、一番大切な信頼関係を失うのは割に合わないということです。

親子の信頼さえあれば、英語力を回復させるチャンスは必ず訪れます。

親御さんはサポートに徹し、じっくり待つことが必要になります。この「待つ」という作業が、結構な苦痛を伴う時間なのですが・・・

しかし親御さんも苦しいでしょうが、お子さんは更に苦しいのです。

そんな時、しっかり寄り添ってあげられるかで、親御さんの存在価値は決定します。

良いときはみんなチヤホヤしてくれますが、悪くなると周りの態度は一変するものです。

お子さんの状態が良くないとき、ピンチの時こそ、親御さんの存在が必要になってきます。

今こそ、お子さんは親御さんからの励ましを必要としているのです。

参考:【番外編】数学は暗記教科だった!数学が苦手な高校生にどうしても伝えたいこと

みんながいれば、英語など怖くありません

11.まとめ

英検直前、いつものレッスンに比べて熱が入ります。

テストに出題されそうな箇所、お子さんの苦手な箇所は徹底的に繰り返して「分かるまで、できるまで」反復します。

高校生クラスの塾生は皆、ブーブー言ってますが、私は最近彼らの本心が分かるようになりました。

本当はテストが不安だから、もっと厳しく徹底的にやって欲しい。でも恥ずかしくて、そう言えない。

だから代わりにブーブー言う。そういう心理状態なのだと。

テストに対する不安や苛立ちを、私にぶつけている感もありますけど・・・(汗)

人は居心地の悪い場所でこそ、成長するものです。

塾が大変で先生が厳しくても、家庭が温かければ、お子さんは居場所がありますので、必ず伸びていきます。

まあ、私はそれほど厳しい先生ではないのですが(笑)

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