英検準2級のリスニングでボロボロな状況に直面している方は多いでしょう。リスニングの難しさに「やばい」と感じ、「もう終わった」と諦めてしまうこともあります。
しかし、そんな時でも諦める必要はありません。リスニングで何割取れば合格できるのか、何ミスまでなら合格できるのかを理解することで、効果的な対策が見えてきます。
シャドーイングという手法を取り入れ、過去問を徹底的に活用することでリスニング力を向上させることは可能です。さらには、リスニング試験の裏技を駆使して、合格を手にするためのステップを一緒に見ていきましょう。
記事のポイント
① 英検準2級のリスニングが難しいと感じる理由とその対策法が理解できる
② 合格に必要な正答率や許容されるミスの数について、具体的な数値がわかる
③ 過去問やシャドーイングを活用した効果的な学習方法を知ることができる
④ リスニング試験で役立つ裏技やテクニックを学ぶことができる
目次
英検準2級のリスニングがボロボロでも大丈夫!その対策法
英検準2級のリスニングは難しい、終わったと感じた時の対策
英検準2級のリスニングが難しいと感じ、「もう終わった」と思うことは多くの受験者が経験します。
しかし、リスニングが得意ではない場合でも、適切な対策を行えばスコアを改善することが可能です。ここでは、リスニングが難しいと感じた際に取り組むべき、効果的な対策を紹介します。
まず、過去問を徹底的に活用することが大切です。過去問は「原点にして頂点」の問題集です。
過去問を繰り返し解くことで、出題傾向や問題形式に慣れることができます。また、リスニングの速度や声のトーンにも慣れるため、本番での安心感が増します。
次に、シャドーイングという練習法が最もおすすめです。シャドーイングとは、聞こえた英文をすぐに口に出して追いかける練習方法で、リスニング力と発音の改善に効果的です。
シャドーイングを行うことで、音声を聞き取る力が自然と鍛えられ、英語を音として捉える感覚が身につきます。
準備するものは、CDとスクリプト(音声と原稿)だけです。過去問は書店で販売されていますし、スクリプトも付いてきます。また、英検の公式サイトに行けば、両方ともダウンロードできます
そして、焦りすぎないというマインドセットを常に心掛けて下さい。
リスニングが苦手だからといって、全てを理解しようと焦ると逆に集中力が途切れてしまいます。分からない部分があっても、要点を聞き取ることに集中するメリハリを心掛けるようにしましょう。
このように、過去問の活用やシャドーイングを行い、冷静に対策を進めることで、リスニングが「ボロボロ」と感じた状況から立て直すことができるでしょう。
シャドーイングについては「英語のリスニングが急上昇する勉強法「シャドーイング」とは何なのか?」で詳しく説明していますので、ぜひ参考にして下さい。
リスニング対策に知恵袋の情報は役立つのか?
リスニング対策に関して、「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトを利用する人も多いでしょう。知恵袋の情報は一部参考になることもありますが、注意点も存在します。
まず、知恵袋には過去に同じような悩みを抱えていた人の体験談やアドバイスが多く投稿されています。これらの情報は、実際に試して成功した対策方法が共有されているため、一定の参考にはなります。
例えば、具体的な教材の紹介や独自の学習法についての情報は、効率的なリスニング対策のヒントになるかもしれません。
ただし、情報の信憑性には注意が必要です。知恵袋に投稿される情報は、誰でも自由に書き込めるため、全てが正確で信頼できるわけではありません。
また、個々の状況や学習レベルに応じたアドバイスがされているとは限りません。そのため、知恵袋の情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分に合う方法かどうかを慎重に判断する冷静さが必要です。
最終的に、知恵袋をあくまで補助的な情報源として利用しつつ、公式教材や信頼性の高い学習法をベースに対策を進めることが望ましいでしょう。
英検準2級のリスニングでギリギリ合格は何割?
英検準2級のリスニングで「ギリギリ合格」するには、おおよそ6割の正答率が必要とされています。
英検は総合的なスコアで評価されるため、リスニングだけではなく、筆記試験も含めた総得点が基準になりますが、リスニングセクションにおいてもこの範囲が一つの目安です。
リスニングは、合計30問出題されます。6割に相当する点数は、18問正解すれば良いことになります。この範囲を基準に学習を進めると、リスニングでのスコアを安定させやすくなります。
ただし、ここで注意したいのは、英検の合格は他のセクションの出来具合にも影響を受けるということです。
例えば、筆記やスピーキングで得点を稼ぐことができる場合、リスニングの正答率が6割を切っても合格できる可能性があります。逆に、リスニングで高得点を取ることができれば、他のセクションのミスをカバーすることもできます。
結論として、英検準2級のリスニングでギリギリ合格を狙うなら、少なくとも6割を目指すことが現実的です。過去問や模擬試験でこの点数を安定して取れるよう、準備を進めていきましょう。
英検準2級リスニング 何ミスまでなら合格できますか?
英検準2級のリスニングで何ミスまで許されるかは、試験全体のスコア次第です。ただし、リスニングセクションに限って言えば、最大で12問程度のミスまでなら合格可能とされています。
英検のリスニングは30問出題されますので、約6割の18問正解が目標です。つまり、12問以上間違えるとリスニングでの合格は難しいと考えられます。もちろん、リスニング以外のセクションが高得点なら、多少ミスが多くても合格する可能性はあります。
いずれにしても、何ミスまで許されるかを気にするよりも、できる限り多く正解を取るための準備が重要です。
英検準2級のリスニングがボロボロな場合の逆転法
英検準2級リスニングで10点はやばいのか?
英検準2級のリスニングで10点というスコアは、正直に言って厳しい状況です。リスニング問題は全30問あり、10点ということは、正答率が約3割の33%です。
この状態ではリスニングセクションだけでの合格は難しく、全体のスコアをカバーするために筆記やスピーキングでかなり高得点を取らないと合格は厳しいと言えます。
リスニングの合格目安は、少なくとも6割以上の正答が求められます。つまり、18問程度は正解しなければなりません。10点だと目標点数に8問足りないことになります。
この8問を埋めるためには、かなりの対策が必要ですが、焦らずにしっかりと基礎から見直すことが大切です。
まず、リスニングの音声に慣れることが必要です。リスニングが苦手な人は、英語の音やリズムに慣れていない場合が多いです。過去問や公式教材を使用して、音声を繰り返し聞くことから始めましょう。
特に、シャドーイングの練習を取り入れると効果的です。先程も紹介しましたが、シャドーイングは本当に効果のある、リスニング上達法です。聞く力と発音の両方を鍛えることができます。
結論として、リスニングで10点というスコアは非常に厳しいですが、改善の余地も伸びしろも十分にあります。定期的なリスニング練習を重ねて、少しずつスコアを伸ばしていきましょう。
リスニングの第3部を攻略するためのコツ
英検準2級のリスニング第3部は、長めの会話文を聞いて設問に答える形式です。このパートは内容が複雑で、全体の流れを把握する力が求められますが、いくつかのコツを押さえることで攻略が可能です。
まず、話の流れを追うスキルが必要です。第3部では短いセンテンスだけでなく、会話の全体像を掴むことが求められます。
次に、聞く前に設問をしっかり確認することがポイントです。リスニング第3部では、内容が長くなりがちですが、設問を先に確認することで、どの部分に集中して聞くべきかが明確になります。
例えば、話者が何について話しているのか、どんな問題や結論にたどり着くのかを把握しておくと、聞くべき情報を効率よく抽出できます。
また、キーワードに注目することも効果的です。英語の会話では、重要な部分にあたる単語やフレーズが強調されることが多いです。
話者のトーンやペースが変わった部分は、特に注意を払って聞くようにしましょう。そうすることで、設問に関連する内容が浮かび上がってきます。
最後に、これらの練習に最も適した教材こそが、過去問です。これら3つのことを頭に入れながら、実際に過去問を解いてみると、驚くほど流暢に問題が解けることが分かります。
過去問は1回で終わらせずに、2~3回、できれば5~6回ははやりましょう。回を重ねるごとに、だんだんと頭が馴染み、英語の音声に慣れ、聞き取れることが理解できます。
この練習を続けることで、英検準2級のリスニング第3部を攻略する力が着実に付いてくるでしょう。
過去問の活用については、「英検の過去問のやり方、使い方を徹底解説。世界一優れた教材、過去問の凄さとは?」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にして下さい。
英検準2級のリスニングは何回読まれる?
英検準2級のリスニング試験では、問題は基本的に1回しか読まれません。これは全てのパートに共通しており、会話文や文章を聞いて、その内容に基づく設問に答える形式です。
何度も聞くチャンスがないため、1回のリスニングでしっかりと内容を把握する力が必要です。
そのため、リスニングの本番前には、集中力を高める訓練が不可欠です。日常的にリスニング練習をする際も、1回聞いた時点で内容を理解できるように意識してトレーニングする必要があります。
過去問を活用して、1回の音声で設問に正確に答える練習を積み重ねると、試験当日の負担が軽減されるでしょう。
また、リスニング中に理解できない部分があっても、パニックにならないことが大切です。すべての文を完璧に理解することは難しい場合もありますが、重要なポイントやキーワードを聞き取ることに集中することで、設問に対応できる可能性が高くなります。
例えば、人物や場所、時間など、設問で問われそうな基本的な情報を意識して聞き取るようにすると良いでしょう。
さらに、設問の先読みはリスニング対策の大きな武器になります。問題が始まる前に、できるだけ多くの設問を読んでおくことで、何を聞くべきかのポイントが明確になります。
これにより、1回しか読まれない音声でも、効率よく必要な情報をキャッチすることができます。
結論として、英検準2級のリスニングは1回しか読まれませんが、事前の練習や先読みのスキルを活用することで、十分に対応できるようになるでしょう。
過去問とシャドーイングでリスニング力を上げる
英検準2級のリスニング力を上げるために、過去問とシャドーイングを組み合わせた学習法が非常に効果的です。これら2つの方法をバランスよく取り入れることで、リスニングの基礎力をしっかりと鍛えることができます。
まず、過去問を解くことは、試験形式や問題の傾向に慣れるために欠かせません。過去問を使うことで、実際にどのような問題が出題されるのか、どの部分に注意を払えば良いのかが具体的に理解できます。
特にリスニングセクションでは、音声のスピードや話し手のイントネーション、問題形式に慣れることが重要です。毎回異なる問題に取り組むことで、試験当日のプレッシャーに強くなり、焦らずにリスニングできるようになります。
一方で、過去問を解くことにプラスして、シャドーイングを取り入れると非常に効果的です。
シャドーイングを使うと、リスニング力だけでなく、音声のリズムやアクセントにも慣れることができるため、実際の試験でも自然な英語をスムーズに理解できるようになります。
シャドーイングを行う際には、最初はゆっくりした音声から始め、少しずつスピードを上げていくことがポイントです。
また、最初は意味を理解しなくても構いませんが、徐々に内容を意識しながらシャドーイングすることで、リスニング力と理解力を同時に高めることができます。
過去問とシャドーイングを組み合わせることで、実践的なリスニング力が確実に向上していきます。
英検リスニングの裏技は本当に効果がある?
インターネットや書籍で「英検リスニングの裏技」という情報が紹介されることがありますが、これらのテクニックには一定の効果があるものと、誤解を生むものが混在しています。
まず、裏技として紹介されることが多いのは、「設問の先読み」や「消去法の活用」などです。これらは確かに実践的な方法で、正しい使い方をすれば本番のリスニング試験でも役立つテクニックです。
例えば、設問の先読みは非常に効果的な裏技の一つです。音声を聞く前に設問を読むことで、何を聞くべきかの焦点がはっきりし、重要な情報に集中して聞けるようになります。
また、内容が全て理解できなくても、いくつかの選択肢を消去法で絞り込むことで、正解にたどり着く可能性が高まります。特に、会話や問題文の中で否定的な表現や強調された部分に注目すると、選択肢を効果的に絞り込むことができます。
試験中のミスを減らすためのポイントとして、設問の先読みはおすすめです。問題が流れる前に設問を確認しておくことで、重要なポイントに集中しやすくなります。
さらに、全てを完璧に聞き取れなくても、キーワードを聞き取ることに焦点を当てると、多少ミスをしても正答率を上げることができます。
しかし一方で、「リスニングの裏技」として紹介される中には、効果が薄い方法や、むしろリスニングの本質的な力をつけるためには不十分なものもあります。
例えば、全てを暗記しようとする方法や、あまりにも試験攻略だけに特化したテクニックは、一時的には役立つかもしれませんが、長期的に見て実力を伸ばすためにはあまり効果的ではありません。
試験に合格することだけを目指すのではなく、英語力そのものを高めることが重要です。
結論として、リスニング試験に対する「裏技」は、適切な方法を選べば一定の効果がありますが、万能ではありません。
設問の先読みや消去法といった基本的なテクニックは大いに活用できますが、それに頼りすぎず、普段からの練習を積み重ねてリスニング力を向上させることが、合格への近道です。
英検準2級のリスニングがボロボロでも合格できる完全な対策法の総括
〇 英検準2級のリスニングは難易度が高いと感じる受験者が多い
〇 過去問を繰り返し解くことで出題傾向に慣れる
〇 シャドーイングを取り入れることでリスニング力を向上させる
〇 設問の先読みが効果的で、必要な情報を聞き取りやすくする
〇 分からない部分があっても要点を聞き取ることに集中する
〇 リスニングセクションの合格ラインは約6割以上の正答率である
〇 具体的には18問以上の正解を目指すべきである
〇 1回しか読まれないリスニングに対して集中力を高める必要がある
〇 声のトーン変化に注意を払うことでキーワードを捉えやすくなる
〇 知恵袋などの情報は参考になることもあるが、信頼性に注意が必要である
〇 リスニングが苦手でも焦らずに基礎から見直すことが重要である
〇 リスニングのスコアを上げるためには、過去問の演習が欠かせない
〇 改善が難しいスコアでも、取り組みを続ければ逆転の可能性がある
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