小学生が英語を始める際、「英文法をどこまでやればよいのか?」という疑問があると思います。
やればやるほど難しくなる英文法、小学生ならどこまでを一区切りとすべきか、という悩みは全ての指導者が抱える問題です。
今回、この話題について、私の考えをお話ししますので、よろしければ聞いて下さい。
目次
1. 小学生への英文法、教え方のおすすめとは
これは海外で暮らした経験があって、初めて理解できたことですが、「英文法ほど素晴らしいものはない」というのが私の考えです。
英語の体系とその理由がしっかりと“論理化”されているもの、それが英文法です。
日本語と英語は、文字も文法も発音体系も何もかもが違う、異文化の言語です。
この英文法が“架け橋”として存在するから、私たち日本人は英語を理解できるのです。
今、テレビや雑誌を見ると「英文法のやり過ぎで子どもが英語を嫌いになった」など、最もらしいことを言う人がいます。
しかし英文法なしで、どうやったら英語を理解できるというのでしょう。
英文法は大切です。これほど大切なものは、この世にはないというくらい大切です。
「小学生だから英文法はしなくてもよい」ではなく、「小学生ほど力を入れてやるべき」なのです。
英語文法の勉強はどこから始めればいいですか?
小学生に英語を教える時、英文法をどこまで教えればいいのか?という質問をよく受けます。
結論から言うと「どこまでやっても大丈夫」というのが私の持論です。
しかし英文法を進めていくと、段々と難しくなってきます。
そこで当アカデミーでは、中2の英文法、つまり受動体(受け身)までを1つの区切りと考えています。
ここから先は、お子さんと確認をしながら、進めていきます。
「小学生はここまでと考えているけど、まだ先に進みたいですか?」という感じで聞いてみるのです。
大体のお子さんは「行きます」と進む方を選択します。
英検合格に、英語の文法は必須
英検の級が上がれば、英文法の知識も必要になってきます。
先日、6年生のお子さんが英検3級に合格しましたが、英文法の基礎がしっかりしているお子さんでしたので、英文の理解力もかなり高いようでした。
やはり英語の「なぜ」が分かると、英語そのものの理解度も上がります。
英検で上の級に合格するお子さんは、英文法の理解度が高い傾向にあるものです。
2. 英文法を小学生へ伝えるとき、教え方のおすすめは?
英文法が、腑に落ちることの大切さ
アカデミーのお子さんを見ていると分かるのですが、「ああ、こういうことだったのか」という理解感が大切になってきます。
つまり、解答の理由を理解できる「納得」が必要になるのです。
小学生であればあるほど、大切なのは「なぜ、どうしてこうなるのか」という疑問に対する理解です。
腑に落ちると、次の学習への意欲も湧いてきます。
逆に、理解や納得をないがしろにしたまま前に進むと、英語が分からなくなる原因になってきます。
英文法の重要性については以前、私の他のブログ記事でも解説していますので、ぜひ一度ご覧ください。ほとんど同じ事を書いていますけど(笑)
英語の文法テキストは最高のものを
では、どうしたら英文法の理解度を深めることができるのか?
そんなに難しいことではなく、英文法を丁寧に説明して、後は演習を繰り返すのみです。
論理と感覚の両方を使って、理解度を深めていきます。
また当アカデミーでは、英文法に関しては最高のテキストを使用しています。だから、塾生の理解度も上昇するのです。
企業秘密なので詳しくはお話しできませんが、この問題集は、基本 → 標準 → 応用の順番で難しくなっていきます。
また問題の左側には、常に“回答のヒント”が掲載されている優れた問題集です。
英文法のテキストは最高のものを使用していますので、教えるこちら側のコンフィデンスも上がります。
小学生への英文法、教え方のおすすめ:まとめ
今回、小学生に英語を教える時、英文法をどこまでやればよいのかという話題についてお話ししました。
どこまでやっても良いのですが、小学生に関しては一応、中2の文法までを一区切りとしています。
また英文法は、日本人が「英語」という言語を知るための大切なナビゲーターとなります。
よって当アカデミーも、力を入れて指導している大切な分野であることをご理解下さい。
英文法はとても大切です。英文法の基礎がしっかりしていると、英語の理解力は大幅に上がります。
特に中学英語の英文法は全てのベーシックとなりますので、ぜひお子さんにもそうお話し下さい。
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