進学校の高校生にとって最も辛いのは成績が伸び悩むこと、そして授業が分からなくなることです。
私にとって、高校時代はあまり思い出したくない過去です。
劣等生街道をひた走っていた自分にとって、国立大学の合格など夢のまた夢でした。
しかし高校時代、1冊の本との出会いが、私を救ってくれました。
この本のお陰で、数学の成績が急上昇。何とか危機を免れ、志望校に合格したのです。
数学が私を助けてくれた、そう言ってよいでしょう。
今回、私が「数学は暗記教科」と断言するその理由と、数学の成績の伸ばし方について、詳しくお話しします。
私が数学の話をしても説得力がないかもしれませんが、今日だけ我慢して聞いて下さい。
英語編を超えるノウハウをお話ししますので、損はさせません。
それでは行きましょう!
目次
1. 高校数学の苦手克服、その方法はある本との出会いから
私が高校2年の秋、中央通りの金海堂書店に、一冊の本がディスプレイされていました。
その本の名は「受験は要領」でした。
何となく手に取って立ち読みしていましたが、1時間以上も立ち読みした後、私はお小遣いをはたいて、迷いなく購入しました。
お金は全て飛んでいきましたが、私の心は高揚していました。
「これで数学の成績は必ず上がる」そういう期待感で胸がいっぱいになっていたのです。
2. 高校数学の苦手克服、超有効な “灘メソッド”の全て
この「受験は要領」を初めて読んだときの胸の高鳴りを、私は今でも忘れることができません。
「鉄緑会」の創始者である和田秀樹氏が書かれた本で、灘高校の大学受験に関するノウハウが全て紹介された本です。
その本によると、大学入試に関する全ての教科は暗記で突破することができ、その中でも数学は最大の暗記教科であるということでした。
早速、言われた通りに数学の学習を始めると、数学の成績は上昇し、3年時には英語より高い点数を取ることもありました。
「これは凄い!」感動した私は、その他の教科もそのメソッドで攻略し、何とか国立大学に合格。
教員採用試験もこのメソッドで合格を果たし、おおよそ試験と名が付くものは全て、この本に紹介された方法で通過してきました。
金海堂で、この本を手にした時に感じた直感は間違っていなかった。私は今でもそう思っています。
私は時々、中高生に数学を指導することがあるのですが、このメソッドを学んだ塾生は、必ずといって良いほど数学の成績を大きく伸ばしています。
数学 苦手克服のための勉強法「数学は暗記教科」
繰り返しますが、数学は「暗記教科」です。
これはもう間違いのない事実だと、声を大にして言います。
数学は解き方の過程・プロセスが、全く同じパターンの問題ばかりが出題されます。
語弊を承知で言うと、数学の問題は、数字を入れ替えただけのものばかりなのです。
よって、解き方の過程を暗記すると、どんな問題にも対応できます。
私はこの事実を知ってから、数学は解法の暗記に徹していました。
大切なのは、問題の「解き方を覚える」ことにあります。
数学 苦手克服のための方法と、そのメリット
文系の生徒が、数学を克服するメリットは多過ぎる
そもそも文系の生徒は、数学が苦手だから文系に行くのです。
文系の生徒が数学を得意教科にすれば、それは大きなアドバンテージになります。
ライバルは皆、数学が苦手な傾向にあり、また数学は1問の配点が大きい教科だからです。
さらに苦手教科の克服は、伸びしろが大きく、一気に全体の点数が跳ね上がります。
数学を克服すると、これだけの大きなメリットがあるのです。
簡単にできて、利益は大きい。これはやらない手はありません。
3. 高校数学の苦手克服、その具体的な勉強法とは
数学を暗記する方法については、記事にすると長くなりますので、PDFにして別冊でご紹介します。
読むと「こんな簡単なことだったのか」と目からウロコが落ち、力が漲ってきます。
ぜひ以下をクリックして、ご一読下さい。
できれば、印刷して読んでもらえると嬉しいです。
参考:逆転合格の勉強術(数学編)「受験は要領」和田秀樹著より抜粋
4. まとめ
高校 数学の苦手克服、その方法と勉強法
今回、数学は暗記教科であり、暗記に徹すればカンタンに克服できる教科であることをお話ししました。
上記のPDFに、このメソッドの全てを詰め込んでおきましたので、ご覧ください。
この本に書かれている内容は、何十年経っても色褪せない普遍的な方法ばかりで、実際に当アカデミーの塾生が現在も使用しているメソッドです。
また「受験は要領」が教えてくれたメソッドは数学だけではなく、他の全ての教科にも通用します。
その件についても、以下の記事にまとめていますので、ぜひ読んで下さい。
参考:【初公開】最強の暗記術、暗記教科をカンタンに克服する知られざる方法とは
あなたが大きく成績を上げる事を心からお祈りしています。