英検準2級の面接を受けた際に「やらかした」と感じることは、多くの受験者に共通する経験です。
特に緊張感が高まる二次試験では、思いがけない質問や瞬間的な言葉の詰まりに戸惑い、自分の意図した答えが出てこないこともあります。
この記事では、面接中の失敗を乗り越えるためのポイントや、効果的な対策を紹介します。次回の試験に向けて自信を持って挑めるよう、しっかりと準備を進めていきましょう。
記事のポイント
① 英検準2級の面接でよくある失敗例がわかる
② 面接中に黙ってしまう原因とその対策が理解できる
③ 面接で減点されるポイントについて知ることができる
④ 面接に役立つ、便利な表現や準備方法が理解できる
目次
英検準2級の面接でやらかした原因とよくあるミス
英検準2級 面接で落ちる人の共通点
英検準2級の面接で落ちる人には、いくつかの共通点があります。まず準備不足が大きな原因の一つです。
面接の流れや質問内容を十分に理解していないと、答えに詰まったり、スムーズに回答できないことがあります。
特に、過去問や模擬面接を活用せずに本番に挑むと、緊張して思うように話せなくなる可能性が高いです。
また、コミュニケーション能力が不足している場合も、合格が難しくなります。
面接官とのアイコンタクトや笑顔、声の大きさ、話すスピードなども大切です。たとえ英語の内容が完璧でも、表情が硬かったり、声が小さすぎると、相手に自信がないと判断されやすいです。
もう一つの共通点は、聞き取りの失敗です。
面接官の質問が聞き取れないと、質問に的外れな答えをしてしまうことがあります。
聞き取れない場合は、素直に「Could you please repeat that?」などと尋ねることが重要です。聞き直しをせずに無理に答えようとすると、さらにミスを重ねてしまいます。
これらの点に注意し、事前にしっかりと準備をするだけでも、英検準2級の面接に合格する可能性が大きく高まります。
英検準2級 面接で使える表現を覚えておこう
英検準2級の面接でよく使われる表現を覚えておくことは非常に重要です。面接官からの質問に対して、スムーズに答えるための基本的なフレーズを事前に準備しておくことで、自信を持って回答できます。
例えば、意見を述べる際には「I think that…」や「In my opinion…」といったフレーズが役立ちます。
また、質問に対して詳しく説明したいときは、「For example…」や「Because…」を使うと良いでしょう。
さらに、時間を稼ぎたい場合には「Just a moment please…」といった表現を使えば、焦らずに考える時間を作ることができます。
質問が聞き取れなかったときや意味がわからなかったときには、無理に答えずに「Could you repeat that, please?」や「What do you mean about that?」といったフレーズを使って、正確に質問の意味を確認しましょう。これにより、ミスを減らし、落ち着いて対応できるようになります。
これらの基本的な表現を覚えておくことで、英検準2級の面接でも自信を持って答えられるようになります。しっかりと練習して、自分のものにしておくことが大切です。
英検準2級 面接の問題サンプルを確認しよう
英検準2級の面接では、事前に問題サンプルを確認しておくことが非常に重要です。
試験は大きく分けて音読と質問への応答から構成されており、形式に慣れていないと緊張して実力を発揮できない可能性があります。
まず、音読では指定された英文を読み上げる場面があります。この部分では、発音やイントネーションだけでなく、流暢さや自信を持って読む姿勢も評価されます。
次に、面接官からいくつかの質問が出されます。ここでは、音読した内容について質問されることも多いです。
例えば、「What is this passage about?(この文章は何についてですか?)」や、「What do you think about this topic?(このトピックについてどう思いますか?)」といった質問が一般的です。
これらに対して、簡潔かつ的確に自分の意見を述べる練習をしておく必要があります。
さらに、面接ではイラストを見て説明する問題も出題されます。例えば、イラストに映る人々の行動や状況を説明するよう求められます。
ここでは「The woman is talking on the phone」や「The boy is reading a book」など、シンプルな現在進行形で状況を説明することが求められます。
これらのサンプル問題を練習し、本番での流れを掴んでおくと、英検準2級の面接でもスムーズに対応できるでしょう。
こちらについては、「英検の二次試験対策、英語面接を突破するために必要な3つのシークレットとは?」で詳しく説明していますので、ぜひ参考にして下さい。
英検準2級 面接で黙るのを避ける方法
英検準2級の面接では、緊張や準備不足によって黙ってしまうことがありますが、これを避けるための方法を身につけることが重要です。
まず、事前に想定される質問に対する答えを準備しておく必要があります。過去問や予想問題を繰り返し練習することで、どんな質問が出てもある程度対応できるようになります。
予想外の質問が来た場合でも、焦らずに「Let me think for a moment…」といったフレーズで時間を稼ぎつつ、答えを整理することができます。
また、自分が言いたいことを完全に言わなければならないというプレッシャーを感じないことも大切です。これは重要です!
言い回しが完璧でなくても、多少の間違いは問題ありません。面接官は流暢さや表現力を評価しているため、何も言わないよりは、シンプルな表現でも何かを伝えようとする姿勢が評価されます。
例えば、答えに困った時は「I’m not sure, but I think…」と前置きすることで、会話を続けることができます。
さらに、面接官の質問が聞き取れなかった場合や理解できなかった場合は、無理に答えようとせず聞き直すことがポイントです。
「Could you repeat that, please?」や「What do you mean about that?」などのフレーズを使うことで、黙るリスクを減らすことができます。
これらの対策を事前にしっかりと練習しておくことで、英検準2級の面接で黙ることなく、スムーズに対応できるようになります。
英検準2級 面接で「落ちたかも」と思った時の対策
英検準2級の面接が終わった後に「落ちたかも」と感じることは、誰にでも起こり得ます。大事なのは、その後の対応です。
もし面接中に失敗したと感じても、冷静に次のステップを考えることが重要です。まずは、結果が出るまで過剰に心配しないようにしましょう。
面接中にミスがあったとしても、他のパートでしっかりと点を取れている可能性があります。
次に、自己分析を行うことが有効です。どの部分でミスをしたのか、何がうまくいかなかったのかを振り返ることで、次に向けた改善点を明確にできます。
例えば、「面接官の質問に答えられなかった」「緊張して言葉に詰まった」などの具体的な問題点を見つけ、それに対する対策を立てましょう。
万が一、次回の面接に備えて、模擬面接や過去問の練習を繰り返して、自分自身をバージョンアップすことが大切です。
また、本番に向けて再チャレンジの準備を進めることも大切です。英検は定期的に試験が実施されているため、今回の結果が不合格だったとしても、次の試験で再挑戦できます。
裏ワザではありますが、いざとなったら、オンライン英検を受験して、面接だけを受験し直すことも可能です
そのために、今回の面接で感じた課題をもとに、スピーキング力や聞き取り力をさらに向上させる計画を立てると良いでしょう。
そして、結果発表を待つ間は前向きな気持ちを保つことも忘れないでください。
自分が思ったよりも良い評価を得ていることも少なくありません。自分を過小評価せず、次に備えてポジティブな心構えを持ち続けることが大切です。
オンライン英検については、「【英検S-CBTとは】コロナ禍が英検に与えた、オンライン化の変革とは?」で詳しく説明していますので、ぜひ参考にして下さい。
英検準2級の面接でやらかした時のリカバリー方法
英検の面接で聞き取れなかった場合の減点について
英検の面接で質問が聞き取れなかった場合、減点されるかどうかは多くの受験者が気になるポイントです。
結論として、聞き取れなかった場合は減点にはなりませんが、その後の対応が重要です。
例えば、質問がわからなかったときに、無言で黙ったままだと全体の評価に悪影響を与える可能性があります。しかし、適切に対応すれば、被害を最小限に抑えることができます。
まず、聞き取れなかった場合は、「Could you repeat that, please?」や「Could you say that again?」 など、質問を繰り返してもらうフレーズを使いましょう。これによって、聞き返すことができ、正確な回答ができる機会が得られます。
英語を理解しようとする積極的な姿勢が評価されるため、聞き返す行動自体がマイナス評価にはつながりません。
また、焦らず冷静に対応することも大切です。面接官は受験者が緊張していることを理解していますので、自然な形で対応することが合格への近道です。
一度聞き直してもわからない場合も、素直に質問の意味を尋ねることが大切です。何も言わずに黙るのではなく、積極的にコミュニケーションを取る姿勢を見せることが大切です。
英検の二次試験でやらかした人の体験談【知恵袋から】
英検二次試験では、緊張や思いがけないハプニングで「やらかした」と感じる受験者も少なくありません。知恵袋などのオンラインコミュニティでは、多くの人が自身の失敗体験を共有しています。
例えば、「面接官の質問を勘違いして全く違うことを答えてしまった」という体験談があります。質問の内容に気を取られて、焦ってしまうとミスをしやすくなるのです。
また、緊張で頭が真っ白になり、言葉が出てこなかったというエピソードも多く見られます。こうした「やらかし」は誰にでも起こり得るものですが、その後の対応が重要です。
知恵袋では「一度深呼吸して、冷静になろうとした」「もう一度考える時間を稼ぐために『Just a moment please…』を使った」という対策が有効だったという声が多く寄せられています。
このような体験談を参考にすることで、次回以降の試験に向けた心構えができます。多くの受験者が、やらかしてもリカバリーが可能だと述べているため、失敗を恐れず、次に向けた準備をしっかりと行うことが大切です。
知恵袋の情報をうまく活用し、他人の経験から学ぶことで、自分の試験対策に役立てましょう。
英検の面接で止まってしまった時の対処法
英検の面接で途中で言葉が止まってしまった場合、すぐに慌てる必要はありません。重要なのは、適切に対処して会話を続ける努力をすることです。
緊張や難しい質問に直面して一瞬止まってしまうことはよくあることですが、その後の対応次第で大きく評価が変わります。
まず、「Let me think for a moment.」や「Could you give me a second?」 などのフレーズを使って、自分に考える時間を与えましょう。
このフレーズを使うことで、間を埋めつつ、考えを整理する時間を稼ぐことができます。面接官も時間を取ってくれるので、冷静に答えを導き出すことができます。
また、完全に止まってしまった場合も、無理にすぐに話し始めるのではなく、一呼吸置くことが大切です。深呼吸をして気持ちを落ち着け、再度質問や自分が話していた内容を思い出しましょう。
もし話が途切れても、慌てて間違った答えを出すよりも、冷静に正しい返答を心がける方が良い結果につながります。
さらに、どうしても答えが浮かばない場合は、「I’m not sure, but I think…」と前置きして自分の考えを伝えるのも一つの手です。
何も言わずに沈黙してしまうより、少しでも何かを伝えようとする姿勢が面接官に好印象を与えることがあります。
英検の2次試験で黙ると減点されるのか?
英検の二次試験で、質問に答えられずに黙ってしまうことがあるかもしれません。
黙ってしまった場合、その行為自体が直接減点されるわけではありませんが、やはり全体的な評価には影響が出る可能性があります。
面接官は、受験者がどれだけ英語を使ってコミュニケーションを取ろうとしているかを見るため、何も言わないままではその点で不利になることがあります。
もし質問が難しかったり、答えが思い浮かばなかったりした場合でも、黙るのを避けるために使える表現があります。例えば、「Could you repeat the question, please?」や「I’m not sure, but I’ll try to answer」などのフレーズを使って、会話を続ける意志を示すことが大切です。
これにより、面接官はあなたが質問を理解しようと努力していると判断し、評価が下がることを防ぐことができます。
また、面接官の質問が理解できなかった場合は、素直に「What do you mean about that?」と質問を聞き直すことも重要です。
黙ってしまうより、何かしらの反応を示す方が、スピーキング能力の一環として評価されやすくなります。
結論として、黙ること自体は減点にはならないものの、積極的に英語で応じようとする姿勢が評価されるため、黙らないための工夫を覚えておくことが合格への近道です。
英検の面接でボロボロになった時の心構え
英検の面接で「ボロボロだった」と感じることは、多くの受験者が経験するものです。
しかし、面接が終わった後に「失敗した」と思ったとしても、それですべてが終わるわけではありません。重要なのは、冷静に次の行動を考えることです。
まず、結果が出るまでは自己評価に頼りすぎないことが大切です。面接中にうまく答えられなかった部分があったとしても、他のセクションで高得点を取れている場合があります。
また、面接官は全体的なコミュニケーション能力を見ているため、一部のミスが致命的になるわけではありません。自分では「ボロボロだった」と感じても、実際には合格ラインを超えていることもあるので、あまり悲観的にならないようにしましょう。
次に、面接がうまくいかなかったと感じた場合でも、次回に向けた改善点を見つけることが大事です。
どの部分が難しかったのか、どうしてスムーズに話せなかったのかを振り返り、それを次の試験に活かすことができます。
例えば、緊張が原因で思考が止まってしまったのであれば、リラックスする方法を試すことや、模擬面接を増やして慣れを作ることが効果的です。
最後に、一度の失敗を深刻に受け止めすぎない心構えも重要です。英検の面接は、言語学習の一環であり、合格・不合格はあくまでその時点での実力の一部です。
もし今回の試験で失敗したとしても、それは次への学びとなり、スピーキングスキルの向上に繋がります。学んだことを次回に活かす姿勢があれば、次の試験ではより良い結果が得られるでしょう。
面接での失敗を過剰に心配せず、次にどう取り組むかを考え前向きに行動することが、最も重要なマインドセットです。
面接に失敗したって、命を取られるわけではありません。高校入試や大学入試に落ちたわけでもありません。英検がなくても失うものはありません。
そして、英検は何回失敗しても、何度でも敗者復活戦がある特殊なテストです。悲観しすぎず、明日の自分に期待をして、次の準備に取り掛かりましょう。大切なのは、これからの自分です。
最後に、私がオススメする2次試験最強の対策、それは旺文社が発行する「10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題集」です。
こちらを使えば、付属のDVDには面接時の映像が付いていますので、模擬練習になります。様々なフレーズも紹介されていますし、練習用の問題も準備されていますので、ぜひ取り組んでみて下さい。
英検準2級の面接でやらかした時の対策と具体的な改善策:まとめ
〇 英検準2級の面接でやらかした原因は、準備不足であることが多い
〇 質問内容や面接の流れを把握していないとスムーズに回答できない
〇 緊張やプレッシャーが原因で、言葉が出なくなることがある
〇 アイコンタクトや表情が硬いと自信がないと判断されやすい
〇 質問が理解できないときは、無理に答えず聞き返すことが重要である
〇 質問の意図を把握するために、まずは冷静に考える必要である
〇 失敗した経験を振り返り、次回に生かす自己分析が必要である
〇 反省点を明確にし、次の試験に向けた具体的な改善策を考えるべきである
〇 面接官の質問に対して、自分の意見をはっきり伝えることが求められる
〇 ボロボロになったと感じても、結果を心配しすぎないことが大切である
〇 一度の失敗で自己評価を下げず、前向きな姿勢を保つことが重要である
〇 結果を待つ間は、ポジティブな心構えを維持することが合格への鍵である
〇 2次試験最強の対策は「10日でできる! 英検 二次試験・面接 完全予想問題集」
〇 万が一失敗しても、オンライン英検で二次試験だけを受験すれば良い
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