英検準2級のリスニング対策、知恵袋の悩みから解放される勉強法

英検準2級のリスニング対策、知恵袋の悩みから解放される勉強法

英検準2級のリスニングを知恵袋で検索して、この記事にたどり着いたあなたは、きっと切実な悩みを抱えていることでしょう。

なぜ英検準2級のリスニングはこれほどまでに難しいのか、試験結果がボロボロで、もう終わったと肩を落としているかもしれません。

自分の点数があまりにやばい状況で、リスニングが全くできないと感じ、自信を失いかけているのではないでしょうか。

また、具体的に何問正解で合格できるのか、あるいは何問間違えたら不合格になってしまうのか、その明確な基準が分からず不安になっていることと思います。

しかし、安心してください。正しい対策を行えば、リスニングのスコアは必ず向上します。

この記事では、漠然とした不安を解消するために、効果的な対策として知られるシャドーイングの具体的な方法や、最強の教材である過去問の活用法、そして多くの受験者が見落としがちな第3部のコツに至るまで、あなたの疑問に一つひとつ丁寧に答えていきます。

実際にはカンタンことばかりなので、ぜひ参考にして、準2級のリスニングを得意分野にして下さい。

  • 英検準2級リスニングが難しいと感じる根本的な原因
  • リスニングで点数が取れない人の具体的な特徴
  • シャドーイングや過去問を用いた効果的な学習法
  • 合格ラインの目安とパート別の実践的なコツ

英検準2級のリスニングで、知恵袋に投稿される主な悩み

  • 英検準2級のリスニングはなぜ難しいのか
  • 試験結果がボロボロ…「もう終わった」の声も
  • 点数がやばいほどリスニングができない人の特徴
  • リスニングは何問正解で合格できるのか
  • 結局、何問間違えたら不合格になるのか

英検準2級のリスニングはなぜ難しいのか

英検準2級のリスニングはなぜ難しいのか

英検準2級のリスニングが難しいと感じられるのには、明確な理由が存在します。多くの受験者がつまずく根本的な原因は、主に「求められる語彙レベルの高さ」と「放送される音声の速度」にあります。

まず、準2級で要求される語彙レベルは高校中級程度、約3,600語と言われています。これは、中学卒業レベルの3級(約2,100語)から大幅に増加しており、日常生活に加えて教育や科学といった少し専門的なトピックも含まれるようになります。

このため、単純に単語の意味を知らないことで、話の内容が全く理解できないという事態に陥りがちです。

加えて、音声の速度も3級までと比べて速くなります。会話の流れも自然なスピードに近くなるため、一文一文を日本語に訳している時間はありません。

音が聞き取れたとしても、その意味を瞬時に理解する処理能力が追いつかず、次の音声が始まってしまい、結果として内容を見失ってしまうのです。

このように、語彙力の不足と音声処理能力のギャップが、準2級リスニングの難しさの正体であると考えられます。

試験結果がボロボロ…「もう終わった」の声も

試験結果がボロボロ…「もう終わった」の声も

試験後に「結果がボロボロだった」「もう終わった」と感じてしまう受験者は少なくありません。このような心理状態に陥る背景には、事前の準備不足に加えて、試験本番での心理的なパニックが大きく影響しています。

言ってしまえば、十分な演習をせずに本番に臨むと、一問でも聞き取れない問題に遭遇した際に、そこで思考が停止してしまうのです。

「今の問題が分からなかったら、次もダメかもしれない」という焦りが生まれ、その動揺が次の問題のリスニングにも悪影響を及ぼすという悪循環に陥ります。

本来は、一問分からなくても気持ちを切り替えて次の問題に集中すべきですが、準備が足りないとその精神的な余裕が生まれません。

結果として、一つのミスがドミノ倒しのように全体のパフォーマンスを低下させ、試験後には「ボロボロだった」という絶望感だけが残ることになります。

これを避けるためには、技術的な対策だけでなく、本番を想定した演習を重ねて「分からなくても次へ進む」という冷静な判断力を養っておくことが大切です。

点数がやばい!リスニングができない人の特徴

点数がやばい!リスニングができない人の特徴

リスニングの点数が「やばい」と感じるほど取れない人には、いくつかの共通した特徴が見られます。もしあなたがこれらに当てはまるなら、そこを改善することがスコアアップへの第一歩となります。

特徴1:英単語の知識が音と結びついていない

単語帳を見て意味は分かっても、その単語が実際にどのように発音されるかを知らないケースです。例えば、「island」の「s」が発音されないことを知らなければ、音声として「アイランド」と聞こえてきても、知っている単語として認識できません。単語は意味とセットで、必ず音声でも覚える習慣が不可欠です。

特徴2:音声変化のルールを知らない

英語には、単語と単語が繋がって発音が変わる「リエゾン」や、特定の音が脱落する「リダクション」といった音声変化が頻繁に起こります。例えば、「check it out」が「チェケラウ」のように聞こえるのがその一例です。このルールを知らなければ、一つひとつの単語は知っていても、文章として聞き取ることは極めて困難になります。

特徴3:問題形式に慣れておらず、戦略がない

英検準2級のリスニングは、問題形式ごとに出題の傾向があります。特に第2部や第3部では、会話やナレーションを聞く前に、問題用紙に印刷された質問と選択肢に目を通す「先読み」というテクニックが有効です。これを行わずに、ただ漠然と音声を聞き始める人は、重要なポイントを聞き逃しやすくなります。

これらの特徴を克服することが、点数アップへの鍵を握っています。

リスニングは何問正解で合格できるのか

リスニングは何問正解で合格できるのか

「リスニングで何問正解すれば合格できますか?」という疑問は、多くの受験者が抱くものです。しかし、現在の英検では「何問正解で合格」という明確な基準は存在しません。合否は「英検CSEスコア」という独自の指標で判定されるからです。

準2級の合格基準スコアは、リーディング、ライティング、リスニングの3技能合計で「1322点」と定められています。各技能には均等に600点が満点として割り振られており、合計1800点満点です。

技能満点スコア
リーディング600点
ライティング600点
リスニング600点
合計1800点
合格基準スコア1322点

このため、リスニングで何点取るべきかという目標を立てる必要があります。一般的には、合格者の多くが各技能で6割から7割程度のスコアを獲得しています。

リスニングは30問ですので、この割合を当てはめると、まずは18問~21問程度の正解を目指すのが現実的な目標と言えるでしょう。

もちろん、これはあくまで目安です。ライティングで高得点を取れればリスニングの不足分を補うこともできますし、逆もまた然りです。ただ、安定して合格するためには、リスニングでも6割以上の正答を目指して対策を進めるのが賢明です。

結局、何問間違えたら不合格になるのか

結局、何問間違えたら不合格になるのか

前述の通り、英検の合否はCSEスコアで決まるため、「何問間違えたら不合格」と一概に言うことはできません。同じ1問の間違いでも、その問題の正答率などによってスコアへの影響度が変わる統計的な処理がされているためです。

しかし、これを逆に言えば、数問間違えたからといって即不合格になるわけではない、ということです。むしろ、完璧を目指すあまり一問に固執するよりも、「数問は間違えても大丈夫」という気持ちで臨む方が、精神的に安定し、全体として良い結果に繋がることが多くあります。

仮に、合格の目安である6割の正答を目指すとします。リスニングは全30問なので、6割正解は18問です。この場合、計算上は12問まで間違えることができる、と考えられます。

もちろん、他の技能の出来にも左右されますが、この「12問」という数字は、本番で焦りをなくすためのお守りのようなものになるかもしれません。

大切なのは、間違えた問題数を数えることではなく、正解できる問題を確実に拾っていくことです。全問正解は必要ないという事実を理解し、解ける問題に集中する戦略が合格を引き寄せます。

英検準2級リスニング対策|知恵袋での検索は不要

  • 最重要の対策はシャドーイングの実践
  • 原点にして頂点!過去問を使った効率的な学習法
  • 無料で使えるリスニング対策アプリの紹介
  • 正答率を上げるリスニング第3部のコツ
  • 英検準2級リスニングは知恵袋を卒業し対策を

最重要の対策はシャドーイングの実践

最重要の対策はシャドーイングの実践

英検準2級のリスニング対策として、極めて効果が高い学習法がシャドーイングです。シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて影(シャドー)のように真似して発音するトレーニングを指します。

このトレーニングがなぜ効果的なのかというと、単に音声を聞き流すのではなく、自ら発音しようとすることで、脳が音声をより精密に捉えようとするからです。これにより、英語特有のリズムやイントネーション、そして前述した音声変化などを、身体で覚えることができます。

ただ、やみくもに行っても効果は半減します。正しい手順で実践することが大切です。

シャドーイングの正しい手順

  1. 音声だけを聞く: まずはスクリプト(台本)を見ずに、音声を聞いて大まかな内容を理解しようと試みます。
  2. スクリプトの確認: スクリプトを読み、分からなかった単語や表現の意味を確認します。内容を完全に理解することが重要です。
  3. オーバーラッピング: スクリプトを見ながら、音声と完全に同じタイミングで発音します。音声に重ねるように読む練習です。
  4. シャドーイング: 最後に、スクリプトを見ずに、聞こえてくる音声の少し後を追いかけるように発音します。

この練習を繰り返すことで、聞き取れる音の解像度が上がり、英語を英語のまま理解する力が養われていきます。

シャドーイングについては、「英語のリスニングが急上昇する勉強法“シャドーイング”とは何なのか?」で詳しくお話ししていますので、ぜひ参考にして下さい。

原点にして頂点!過去問を使った効率的な学習法

原点にして頂点!過去問を使った効率的な学習法

どのような参考書や問題集よりも、リスニング対策において最強の教材となるのが「過去問」です。なぜなら、過去問は本番の試験と全く同じ形式、難易度、そして時間配分で構成されている唯一の教材だからです。

過去問を解くことで、自分の現在の実力を正確に把握できるだけでなく、時間内に全問を解き終えるペース配分や、問題形式ごとの特徴を体感的に学べます。

しかし、ただ解いて丸付けをするだけでは効果は限定的です。過去問の価値を最大限に引き出すためには、解いた後の「復習」こそが鍵となります。

過去問の効果的な復習法

  1. 間違えた問題のスクリプトを精読する: なぜ聞き取れなかったのか、原因を分析します。単語を知らなかったのか、音声変化についていけなかったのか、あるいは話の展開を見失ったのかを明確にしてください。
  2. ディクテーション(書き取り)を行う: 聞き取れなかった部分を中心に、音声を何度も聞きながら一語一句書き起こしてみます。これにより、自分がどの音を聞き取れていないかが客観的に分かります。
  3. 何度も音読・シャドーイングする: スクリプトの内容を完全に理解したら、その音声を教材にして、何度も音読やシャドーイングを繰り返します。これにより、同じような表現や単語が次に出てきたときに、スムーズに聞き取れるようになります。

このように、過去問は「解く」ためだけでなく、「完璧に理解し、自分のものにする」ための素材として活用することが、スコアアップへの最短ルートです。

英検準2級の過去問」は英検協会のホームページから無料で3回分までダウンロードできますし、スクリプト(原稿)まで付いていますので、シャドーイングのレッスンと同時に始めるには最高の教材と言えるでしょう。

また過去問の使い方に関しては、こちらの「英検準2級のリスニングがボロボロでも合格できる完全な対策法」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

無料で使えるリスニング対策アプリの紹介

無料で使えるリスニング対策アプリの紹介

過去問演習のようなまとまった学習時間に加えて、日々のスキマ時間を活用することもリスニング力向上には欠かせません。そこで役立つのが、スマートフォンで手軽に利用できる無料のリスニング対策アプリです。

アプリ学習のメリットは、何と言ってもその手軽さです。通勤・通学中の電車内や、少しの待ち時間など、5分でも10分でも空いた時間があれば、すぐに英語の音声に触れることができます。この「英語に触れる総時間」を増やすことが、リスニングに慣れる上で非常に大切なのです。

例えば、以下のようなアプリが準2級対策に役立ちます。

  • 英検公式アプリ「スタディギア for EIKEN」: 一部無料で利用でき、単語学習からリスニング問題まで、英検の形式に沿った学習が可能です。
  • NHK WORLD-JAPAN: 日本のニュースを簡単な英語で聞くことができるアプリです。時事的な内容も多く、背景知識があるため内容を推測しやすく、リスニング学習の入り口として適しています。
  • TED: 様々な分野の専門家によるプレゼンテーションを視聴できます。スクリプト機能や再生速度の調整機能もあり、興味のある分野のトークを選べば、楽しみながら学習を続けられます。

ただし、注意点もあります。アプリはあくまで補助的な学習ツールと位置づけ、学習の軸足は過去問に置くべきです。アプリで耳を慣らしつつ、過去問で実践力を養うというバランスを意識することが、効率的な学習に繋がります。

正答率を上げるリスニング第3部のコツ

正答率を上げるリスニング第3部のコツ

英検準2級のリスニングセクションの中でも、特に第3部を苦手とする受験者は少なくありません。第3部は、比較的長めのナレーションを聞いて質問に答える形式で、高い集中力と情報処理能力が求められます。

この第3部で正答率を上げるための最も重要なコツは、音声が流れる前に問題用紙に書かれている「質問文」を先読みすることです。

なぜなら、質問文を先に読んでおくことで、これから流れるナレーションの中で、特にどの情報に注意して耳を傾ければよいかが明確になるからです。

例えば、質問文が “When…?” で始まっていれば、時間や時期に関する情報が答えの鍵になると予測できます。 “Why…?” であれば、理由や原因を述べている部分に集中すればよいのです。

先読みの実践的な方法

  1. 第3部が始まる前のアナウンスが流れている時間を利用して、最初の問題(No. 21)の質問文に素早く目を通します。
  2. 音声が流れ始めたら、質問文の内容を頭の片隅に置きながら、答えの根拠となる部分を探す意識で聞きます。
  3. 答えが分かったらすぐにマークし、まだ音声が続いていても、次の問題(No. 22)の質問文の先読みに移ります。

このサイクルを繰り返すことで、ただ漠然と長文を聞くよりも、はるかに効率的に正解を見つけ出すことが可能になります。この「先読み」という戦略を持っているかどうかが、第3部のスコアを大きく左右すると言っても過言ではありません。

英検準2級のリスニングは知恵袋を卒業して新たな対策を、の総括

この記事では、英検準2級のリスニングに悩むあなたのために、具体的な原因分析から実践的な対策までを解説してきました。最後に、この記事の要点を箇条書きでまとめます。

  • 準2級リスニングが難しいのは語彙と速度がレベルアップするため
  • 「ボロボロ」「終わった」と感じるのは準備不足と本番でのパニックが原因
  • 点数が「やばい」人は単語力と音声変化への対応が不足している
  • 合否はCSEスコアで決まり「何問正解」という明確な基準はない
  • 合格の目安は各技能で6割から7割程度の正答率
  • 「何問間違えたら不合格」ではなく解ける問題に集中することが大切
  • 数問の間違いで不合格になるわけではないと心に余裕を持つ
  • 最強の対策は音声と意味を結びつけるシャドーイング
  • シャドーイングは正しい手順で行うことで効果が最大化する
  • 過去問は形式とレベルを知るための原点にして頂点の教材
  • 過去問は解くだけでなく徹底的な復習がスコアアップの鍵
  • 無料アプリはスキマ時間を活用し英語に触れる総量を増やすのに有効
  • アプリは補助ツールとし学習の主軸は過去問に置く
  • 第3部のコツは音声が流れる前の「質問文の先読み」に尽きる
  • 知恵袋で悩む時間を具体的な対策と演習の時間に充てることが合格への道

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