中学校の英語教育が失ったもの・・・あまりに大きかった難化の代償

今、中学校の英語が迷走しています。その原因は、想定を超えた教科書の難化にあると言われています。

ただでさえ苦手な教科No.1で知られる英語が、ここまで極端に難化すると、中学生は学ぶ意欲を失ってしまいます。

私が見ても中学英語は、都城のお子さんの実態を超えて、想像以上に難しくなっています。

今回、この中学英語に、これからどう対応していくかについて、お話しします。

1.ここまで難しくなった、中1の英語

新しい英語の教科書を始めて見た時、かなりビックリしました。

「こんなに難しくなったの?」それが改訂された英語教科書に対する、私の第一印象です。

正直、ここまで難しくなるとは思っていませんでしたので、かなりビックリしました。

具体的に言うと、中1の第1章からいきなり、助動詞のcanが登場しています。

また第2章からは、what,where,whenなどが、何の前触れもなく普通に出てきます。

「これは一体・・・」私も言葉を失いました。

2.想定を超えた中学英語の難化

中2以降の英語は、さらなる難化に拍車が掛かっています。

教科書の英文は、難化しているだけではなく、長文化しています。

中3の英文法に、高校分野の「仮定法」が前倒しで登場した時は、気絶しそうになりました。

これは都城の中学生の実態を大きく越えたものであり、皆が苦労するであろう事は、容易に想像できます。

3.なぜ中学校の英語教科書は、SunshineからNew Horizonになったのか?

今回の改訂から、都城地区の英語教科書は、これまで使用されていた「Sunshine」から「New Horizon」へと変更になりました。

この理由は詳しく語られていませんが、私には何となく分かっています。

実は、Sunshineの教科書は、New Horizonよりも更に難易度が高いものです。

私は、両教材とも取り寄せて確認したのですが、あまりの難しさにビックリ!

開いた口が塞がらないとはこのことです。

一体、中学校の英語は、どこへ向かおうとしているのでしょう。

こんなに難しくなって、本当に大丈夫?

4.難化の代償に始まった、中学英語の「二極化」

中学英語が難化した影響は、1年も経たないうちに現場に現れました。

英語に付いていける生徒とそうでない生徒の「二極化」が始まったのです。

当アカデミーに通っている生徒さんでも、この英語の難易度には手こずっています。

ましてや学校の授業だけで、この内容を理解するには、大きな労力が伴うでしょう。

実際にここ2年で「友達が英語が分からないとボヤいています」というお話を、塾生からよく聞くようになりました。

この流れで行くと、中学英語の向かう先は「二極化」しかありません。

書いていて、気持ちが滅入ってきました・・・

5.中学校の英語の先生も困惑している

また、この難化が悪影響を与えているのは、生徒よりも指導する先生のメンタルではないかと思います。

先生方は何年も中学生の実態を見続けているプロです。

英語の難易度を見れば、それが彼等に理解できるものかは、感覚的に判断できます。

先生方の心の中に「こんな難しい英語を理解するのは大変だ」という迷いが生まれているような気がします。

「英語が分からなくなった」という責任を押しつけられるのではないかという不安と戦いながら、授業をしているのです。

都城のお子さんは、ただでさえ外国人や英語に触れる機会の少ない地域です。

その実態がある上に、この難化と二極化。

責任を追求される、英語の先生の心労たるや、筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。

6.中学英語、最悪のシナリオは「英語離れ」

さらに、この状態が長く続けば、生徒の“英語離れ”が起こりえます。

自信をなくして、最初から英語に向き合おうとしない生徒さんが増え、英語の勉強から意欲を感じなくなる。

実際にそのような状態になっていると聞くことがあります。

難化の代償として、生徒の「英語離れ」や「英語嫌い」が加速化しているというのが実情です。

そして、この傾向は今後、益々増加すると思われます。

グローバル化、国際化というと聞こえは良いですが、お子さんの実態を見誤り、むやみに難化した結果、生徒の「英語離れ」が起こっては、本末転倒です。

この流れを何とかして食い止めねばならないと、考えています。

これから、ご家庭でできる英語学習について、カンタンにお話しします。

家庭でできる英語学習とは?

7.最後の切り札「ガイドブック」

「学校の授業をよく聞いて、ご家庭でも英語を頑張って下さい」と言いたい所ですが、それができれば、これほど塾へのお困り相談はありません。

ここで部活が忙しく、塾に通う時間もないという生徒さんに、自宅でできる英語学習について簡単にお話しします。

必ず準備して欲しい切り札、それは「ガイドブック」です。

英語の日本語訳やポイント、問題集がまとめられていますので、これがあれば独学が可能になります。

私は何か1つだけ推薦して欲しいと言われたら、このガイドブックをオススメしています。

そして裏技を1つ、部活や近所の先輩にお願いして、こっそり去年の定期テストの問題、つまり過去問を入手して下さい。

定期テストは、毎年同じ範囲で、同じ難易度の問題が作成されますので、その内容はあまり変わりません。

定期テストの「予行練習」をやっているようなものです。

これで、英語の家庭学習はバッチリです!

参考:定期テスト」と聞いて、頭が痛くなる中学生に伝えたい、全教科を10点アップさせる「秘密兵器」とは

8.イングラムでの取り組みとまとめ

当アカデミーでは、難化する中学英語対策として、最初に簡単なものを行い、その後に教科書に移行する方式で、英語の学習を行っています。

つまり、ステップを小さく2段階にして、ワンステップの負担を少なくしようという考えです。

塾内には、長年に渡って考え尽くされた英語の教材や、海外から取り入れた、全く新しい指導法が用意されています。

もし英語が分からなくなり、途方に暮れた時には、一度ご相談下さい。

案ずるより産むが易し、お話しした方が気持ちがスッキリします。

しかし、まずは上記の方法を使って、授業と家庭学習の両輪で、英語を進めることをオススメします。

英語塾に行くのは「最後の手段」です。そう考えて、まずは家庭学習を頑張らせて下さい。

あなたのお子さんを応援しています。

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