英検3級の二次試験に落ちる原因を分析、その改善策を徹底解説

英検3級の二次試験に落ちる原因を分析、その改善策も徹底解説

英検3級の二次試験を受けた後、多くの受験者が「落ちたかも」と不安を抱えることが多いでしょう。

二次試験に落ちる原因にはさまざまな要素が影響していますので、落ちる確率や基準を理解する必要があります。

この記事では、英検3級の二次試験面接の流れや内容を詳しく紹介し、過去問を使った対策の仕方や問題カードの活用術についても触れます。さらに、面接での裏ワザを紹介し、合格への道筋を示していきます。

これらの情報で、二次試験対策がより効果的に行えますので、ぜひ参考にして実践して下さい。

記事のポイント
① 英検3級の二次試験で落ちる原因を具体的に理解できる
② 二次試験の流れや内容を把握できる
③ 過去問や問題カードを活用した効果的な対策方法が分かる
④ 面接での裏ワザやコツを学ぶことができる

英検3級の二次試験で落ちる原因とは?対策と準備の方法

英検3級の二次試験で落ちる原因とは?対策と準備方法

英検3級の二次試験で落ちたかも?と感じる瞬間

英検3級の二次試験で「落ちたかも?」と感じる瞬間は、主にいくつかの要因があります。

まず、受け答えがスムーズにできなかったことです。

面接官の質問に対して、長い沈黙があったり、何度も質問を聞き返すと、「うまく答えられなかった」と感じることがあります。

また、回答内容が不正確だったときも不安になる瞬間です。

例えば、簡単な質問であっても、単語や文法が間違っていると、正しいコミュニケーションが取れなかったのではないかと感じます。

次に、自信を持って話せなかったときも、「落ちたかも?」と感じやすくなります。

例え内容が正確であっても、声が小さかったり、モゴモゴと話してしまうと、自己評価が低くなりがちです。

そして、時間配分がうまくできなかったときも、焦りが原因で自信を失います。

例えば、質問に対して長々と話しすぎたり、逆に短すぎて十分な説明ができなかった場合は、「もっとバランスよく答えるべきだった」と後悔することがあります。

これらの瞬間に共通しているのは、自己評価の低下です。

実際には、合格の基準は回答の正確さだけでなく、コミュニケーションの意欲や態度も評価されるため、不安に感じた場合でも合格の可能性は十分にあります。

英検3級の二次試験に落ちる確率と合格基準

英検3級の二次試験に落ちる確率は比較的低いと言われています。

一般的には、一次試験を通過した受験者の多くが、二次試験にも合格する傾向にあります。

実際、二次試験の合格率は80%程度と高めです。

これは、面接試験が日常会話レベルの英語力を評価するものであり、あまり高度な英語力を求められるわけではないからです。

合格基準としては、コミュニケーション能力が最も重視されます。

面接官とのやり取りの中で、スムーズに質問に答えられるかどうかだけでなく、受け答えの態度意欲的な姿勢も評価されます。

つまり、多少の文法ミスや発音の間違いがあっても、積極的に話そうとする姿勢が評価されることが多いのです。

また、英検3級の二次試験は、5段階評価で行われ、基準に達していれば合格となります。

具体的には、25点満点中60%(15点)が基準値なので、そこを目指すと良いでしょう。

当塾では「60点主義」という言葉で、あまり力を入れすぎないよう、面接の指導をしています。

ただし、落ちる原因としては準備不足が大きな要因です。

過去問にしっかりと目を通して練習をしていなかったり、面接の流れに慣れていないと、緊張から頭が真っ白になり、思ったように話せないことがあります。

このため、しっかりと事前に対策を行うことで、合格率をさらに高めることができます。

英検3級の二次試験はだいたい受かりますか?

英検3級の二次試験は、多くの受験者が合格します。

一次試験を通過した人の大部分が二次試験もクリアできる傾向にあり、合格率はおおむね80%程度とされています。

この高い合格率は、二次試験が会話形式で進むため、試験官とのコミュニケーションがスムーズに取れれば、特別な英語力がなくても十分合格が可能だからです。

試験の内容自体も、日常的なシーンに基づいた基本的な質問が多く、難易度はそれほど高くありません。

ただし「備えあれば憂いなし」で、試験に臨む際には、準備を怠らないことが必要です。

緊張してしまい、思っていたよりも話せなかったり、質問にうまく答えられなかった場合は、合格の可能性が低くなりますし、何よりも精神衛生上、良くありません。

また、面接では単に英語力だけでなく、受け答えの態度や積極性も評価されます。

落ちるリスクを減らすためには、事前に試験の流れを確認し、想定される質問に対する回答を練習しておく必要があります。

最終的に、しっかりと準備をし、リラックスして面接に臨めば、合格は十分に可能です。

過去の合格率を踏まえても、焦らず、基本的な質問に自信を持って対応できるかどうかがポイントとなります。

万が一のアクシデント時には、英検S-CBT(オンライン英検)で、二次試験だけを受験するという裏ワザもありますので、二次試験が上手くいかなかったときの保険として、考えておくと良いでしょう。

オンライン英検についての詳細は「【英検S-CBTとは】コロナ禍が英検に与えた、オンライン化の変革とは」で詳しく説明していますので、あわせてご覧下さい。

英検3級 二次試験の過去問を使った効果的な対策

英検3級の二次試験対策において、過去問を活用することは非常に効果的です。

過去問を使うことで、実際に出題された問題形式や質問内容を具体的に把握できるため、本番の試験に自信を持って臨むことができます。

また、過去問に繰り返し目を通し、回答のシミュレーションを行うことで、質問に対する反応速度自信も向上します。

さらに、過去問を使う際には、回答を声に出して練習すると、さらに効果的です。

音読によって、実際の面接時に自然な流れで会話ができるようになるため、さらに正確な回答ができるようになります。

練習時に頭の中で考えるだけでは不十分です、実際に声に出して答えましょう。

最後に、面接の流れを理解するためにも、試験形式に沿った練習を行うことが望ましいです。友人や家族に面接官役を頼んで、本番さながらの環境で練習するのも効果的です。

このように、過去問を計画的に活用することで、より実践的な準備が可能になり、合格への自信がつきます。

過去問の他にオススメできる面接の対策本としては「10日でできる! 英検二次試験・面接 完全予想問題」があります。

何と言っても、英検の問題を作成している本家本元の「旺文社」が作成した面接本なので、二次試験対策の「切り札」と考えてもらって間違いありません。

こちらについては、【英検外伝】英検と旺文社の不思議な関係、なぜ英検に関する書籍のほとんどは旺文社なのか?」で詳しくお話ししていますので、参考にご覧ください。

英検3級 二次試験の内容と流れを把握しよう

英検3級の二次試験は、面接形式で行われ、英語でのコミュニケーション能力が評価されます。

試験時間は約5分と短く、流れはシンプルですが、事前に内容をしっかり把握しておくことで、落ち着いて試験に臨むことができます。

まず、面接の流れは次のように進みます。

  1. 入室と挨拶
    試験会場に入室したら、まず面接官に「Good morning/afternoon」と挨拶をしましょう。名前を尋ねられるので、フルネームを答えます。ここでのポイントは、明るく自信を持って挨拶をすることです。第一印象が重要視されるため、声が小さすぎないようにしましょう。
  2. 面接カードの確認
    面接官から「面接カード」を手渡されます。このカードには、イラストとそれに関連する簡単な質問が書かれています。内容は簡単なものなので、焦らずに読み取ることが大切です。面接官が指示するまで、そのまま待機します。
  3. 質問に答える
    面接官がカードに基づいて質問をしてきます。質問は、イラストの説明や日常的なシチュエーションに関するものが中心です。例えば、「What is the boy doing?(少年は何をしていますか?)」などの質問が出されます。これに対して、できるだけシンプルかつ正確に答えることが求められます。ここでは、短くても正確な回答を心がけましょう。
  4. さらに質問をされる
    カードに関連した質問の後、もう少し一般的な質問をされます。例えば、「What do you like to do on weekends?(週末は何をするのが好きですか?)」といった、あなた自身のことを尋ねられる場合があります。この時も、自分の意見をはっきりと伝えるようにしましょう。特別な英語力は必要なく、簡単な表現で自分の意思を伝えることがポイントです。
  5. 終了と退室
    すべての質問が終わると、面接官から「This is the end of the test.」などと試験終了の合図があります。終了したら「Thank you.」と言って、面接官にお礼を述べてから退室します。最後まで笑顔を忘れず、丁寧に対応することが大切です。

このように、二次試験は非常にシンプルな流れで行われますが、事前に試験の内容や進行を理解しておくことで、当日も自信を持って受け答えができます。

当日の緊張を和らげるためにも、過去問や面接の対策本を通して準備をしっかり行いましょう。

二次試験対策については「英検の二次試験対策、英語面接を突破するために必要な3つのシークレットとは?」で詳しくお話ししていますので、参考にして下さい。

英検3級の二次試験で落ちる原因を避けるための具体的な対策

英検3級の二次試験で落ちる原因を避けるための具体的な対策

英検3級二次試験の問題カードの活用法

英検3級の二次試験では、手にした問題カードをベースに、面接が進んで行きます。

このカードには、イラストといくつかの質問が記載されており、受験者はその内容に基づいて面接官の質問に答えることになります。

問題カードを効果的に活用するためのポイントを押さえておくことが、スムーズな受け答えのカギです。

まず、イラストの観察が大切なポイントです。カードを手にしたら、描かれているイラストの状況をしっかりと確認しましょう。

人物の行動や場所、物の位置など、細部に目を向けることで、面接官の質問に自信を持って答えやすくなります。

また、イラストは日常生活に関連したものが多いため、難しい描写は少なく、基本的な観察力があれば問題ありません。

次に、質問を想定する練習が必要です。過去問を利用しながら、出題されそうな質問を予想し、答えを準備しておくことで、当日の対応力が向上します。

例えば、「What is the boy doing?(少年は何をしていますか?)」といった行動に関する質問や、「Where is the cat?(猫はどこにいますか?)」という位置に関する質問など、イラストの内容に基づいた基本的な質問が多いため、これらにスムーズに答えられるようにしておきましょう。

さらに、答える際の構成を考えることもポイントです。質問に対して、短くてシンプルな答えで問題ありませんが、必要に応じて少し具体的な説明を加えると、より高評価につながります。

例えば、「The boy is playing soccer.(少年はサッカーをしています)」のように動作を簡潔に伝えるのが理想的です。

過剰に詳しく答える必要はないので、焦らず基本的なフレーズで答えられるように練習しておくと良いでしょう。

英検3級二次試験によく出る単語を覚えるコツ

英検3級の二次試験でよく出る単語を覚えるためには、効率的な方法で学習を進める必要があります。

二次試験では日常会話に関連する基本的な単語が頻出するため、無理に難しい単語を覚える必要はありません。ここでは、単語を効果的に覚えるコツを紹介します。

まず、テーマごとに単語を覚えることが有効です。英検3級の二次試験では、学校生活や家庭での出来事、趣味、スポーツなど、日常的なテーマが多く取り上げられます。

それぞれのテーマに関連する単語をリストアップし、カテゴリーごとに整理して覚えると、試験中に瞬時に言葉が浮かびやすくなります。

例えば、「学校」に関連する単語としては「teacher(先生)」「classroom(教室)」「homework(宿題)」などがよく出題されます。

次に、イラストと一緒に覚える方法も効果的です。二次試験ではイラストを見て質問に答える形式が多いため、単語をイメージと一緒に覚えておくと、当日も自然に思い出しやすくなります。

例えば、スポーツをしている子どもの絵を見て「play soccer(サッカーをする)」「run fast(速く走る)」といった動詞やフレーズを連想するようにしましょう。

視覚的な学習は、記憶に定着しやすいという利点があります。

このように、テーマ別の単語整理やイラストとの連携を組み合わせて学習することで、英検3級の二次試験で頻出する単語を効率よく覚えることができます。

面接問題サンプルを使った効果的な練習方法

英検3級二次試験の面接対策として、面接問題サンプルを使った練習は非常に効果的です。

サンプル問題を利用することで、試験形式に慣れ、実際の面接で自信を持って受け答えできるようになります。ここでは、効果的な練習方法をいくつか紹介します。

まず、英検バーチャル二次試験のサイトで、実際の試験と同じ流れで練習することが大切です。

英検の公式サイトにある面接問題サンプルを使い、試験の流れに沿って声に出して練習しましょう。

質問に答えるだけでなく、入室から挨拶、退室までの一連の流れも再現することで、当日の試験でもスムーズに行動できるようになります。時間を計りながら練習すると、試験本番の時間配分の感覚も身につきます。

次に、模擬面接を誰かと一緒に行うのも効果的です。家族や友人に面接官役をお願いし、質問をランダムに出してもらうことで、緊張感を持ちながら練習することができます。

1人での練習では気づきにくいミスや改善点も、他者からのフィードバックで把握することができます。

また、面接官役の人が英語に不慣れでも、質問文を読み上げるだけで効果的な練習になります。

最後に、サンプル問題を繰り返し練習することがポイントです。何度も同じ問題を使って練習することで、受け答えに自信がつき、試験本番で落ち着いて対応できるようになります。

サンプル問題には試験でよく出るパターンが含まれているため、繰り返し学習することで、試験当日に予測しやすくなります。

英検3級二次試験の面接で使える裏ワザ

英検3級の二次試験で面接をスムーズに進める裏ワザはいくつかあります。これらのコツを知っておくことで、緊張を和らげ、落ち着いて試験に臨むことができます。

まず、事前に笑顔とアイコンタクトを意識することが有効です。面接官に対して最初に良い印象を与えることが、試験の流れをスムーズに進めるポイントです。

入室時の「Good morning/afternoon」という挨拶を笑顔で行い、アイコンタクトをしっかり取ることで、面接官に好印象を与えることができます。

緊張していると視線が下がりがちですが、落ち着いて面接官の目を見ることで、自信を持っている印象を与えることができます。

次に、沈黙を恐れずに考える時間を取ることも重要なコツです。質問に対してすぐに答えを出そうとして焦ると、正確な答えが出せない場合があります。

聞き取れなかった場合は、「Pardon?(もう一度お願いします)」と丁寧に聞き返しましょう。

また、答えを考える時間が必要なときは、すぐに口を開かずに数秒考えてから答えると、落ち着いた印象を与えられます。

英検3級の面接では流暢さよりも、正確さが重視されるので、焦らずに言葉を選ぶことが大切です。

もう一つの裏ワザは、使い慣れたフレーズを活用することです。よくある質問に対して、自分の得意なフレーズをあらかじめ準備しておくと、スムーズに回答できます。

例えば、「What do you like to do?(何をするのが好きですか?)」という質問に対して、「I like to play soccer.(サッカーをするのが好きです)」といった短く簡潔な回答を準備しておくと、緊張しても対応しやすくなります。

事前に覚えたフレーズを使うことで、考える時間を減らし、自信を持って答えることができます。

最後に、姿勢や身だしなみにも気をつければ、あなたの二次試験は完璧です(笑)

背筋を伸ばして座ることで、面接官に礼儀正しい印象を与えることができます。

また、シンプルで清潔感のある服装を心がけることも大切です。視覚的な印象も評価に影響するため、きちんとした姿勢と身だしなみで面接に臨みましょう。

これらの裏ワザを使えば、二次試験での緊張を減らし、よりスムーズに面接を進めることができるでしょう。

一次試験に落ちた場合、二次試験は受けられるのか?

英検3級の一次試験に不合格だった場合、二次試験を受けることはできません

英検3級の試験は一次試験と二次試験の両方で構成されており、一次試験(筆記試験およびリスニング試験)に合格して初めて、二次試験(面接試験)に進む資格が得られます。

具体的には、英検3級の一次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3つのスキルが評価されます。これに合格すると、その結果に基づいて二次試験への受験案内が届きます。

つまり、一次試験での成績が合格基準に達していない場合は、残念ながら二次試験を受けることはできません。

このため、一次試験の準備が非常に重要です。

特に、リーディングとリスニングは英検3級でよく出る範囲が決まっているため、過去問や参考書を使って重点的に対策することで、合格率を上げることができます。

また、ライティング部分も、簡単な文章構成を学んで練習すると、すぐに合格点に達します。

万が一、一次試験に不合格となった場合でも、次の試験に向けてしっかりと対策を積むことで、再挑戦時に良い結果を出すことができるでしょう。

ライティングの対策については、「英検3級のライティング、Eメール問題のコツと解答例を紹介、リニューアル完全対策!」で詳しく説明していますので、あわせてご覧下さい。

英検3級の二次試験に落ちる原因を分析、その改善策も徹底解説:まとめ

〇 英検3級の二次試験は面接形式で行われる
〇 過去問や二次試験・面接の対策本で練習をすると良い
〇 自己紹介や身の回りの話題が中心となる
〇 受け答えのスピードがしどろもどろだと印象が悪くなる
〇 適切な表現ができないと、言いたいことが伝わらない
〇 二次試験の準備が不足していると本番で緊張する
〇 試験の流れや形式に慣れていないと戸惑う
〇 質問に対する準備不足があると答えに困る
〇 緊張やプレッシャーで言葉が出なくなる
〇 ハッタリでも、自信を持って堂々と受け答えをすると評価は高くなる

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