英検2級に挑戦しようとしているあなたは、もしかしたら「受かる気がしない」と感じているのではないでしょうか。
特に、高校3年生で受験を控えていると、周りの友人たちが合格する中で、もし自分が落ちてしまったら恥ずかしいと思うこともあるでしょう。
英検2級は高校生でも難しい試験ですが、ノー勉で受かったという人も実際にいます。しかし、前日やばい状況に陥ってしまうと、一夜漬けや裏ワザに頼りたくなるのも自然なことです。
効率的に英単語の覚え方を見つけることや、過去問を活用することは重要な対策ですし、特に配点の大きいライティングの対策をしっかり行うことで、合格の可能性を大きく引き上げることができます。
本記事では、英検2級に対する不安を解消し、合格に向けた具体的な勉強法やポイントを紹介します。自信を持って試験に臨むためのヒントを探っていきましょう。
記事のポイント
① 英検2級の合格基準や難易度について理解できる
② 効果的な勉強法や対策方法を知ることができる
③ 過去問を使った合格者の体験談を参考にできる
④ 英単語やライティングの具体的な覚え方を学べる
目次
英検2級に受かる気がしない理由と対策
英検2級は高校生でも難しい?試験の難易度は?
英検2級の難易度は、多くの高校生にとって手ごたえを感じるレベルに設定されています。
一般的には、日常生活で使える英語力を持つことを証明する資格として認識されており、その内容は主に高校で学ぶ英語の範囲が中心となります。
まず、英検2級は「高校卒業程度」の英語力が目標とされていますが、これはあくまで基準の一つで、実際の試験ではリーディング、リスニング、ライティングの各分野において、高校教科書の内容を超える部分はほとんどありません。
また、試験には「社会問題」や「科学技術」など、語彙力や理解力が必要なトピックも含まれているため、高校生にはやや難易度が高いと感じることも多いです。
とはいえ、英検2級は特別な勉強法や知識を必要とするわけではありません。過去問の活用や語彙の増強など、基本的な対策を積み重ねれば合格に近づくことができます。
そのため、「高校生でも難しいのでは?」と不安に思う場合でも、着実な準備で克服可能な試験と言えるでしょう。
肝要なのは、英検2級の試験内容を理解し、早めに対策を始めることです。これから、その詳細について詳しくお話しします。
英検2級に高3で落ちた…恥ずかしいと感じる前に
英検2級に挑戦して高3で落ちた場合、「恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれませんが、それは決して恥ずかしいことではありません。
実際、英検2級は高校卒業程度の英語力を求められる試験であるため、対策なしで十分に対応するのが難しい試験です。
また、受験する時期や準備期間によっても結果が左右されることが多いため、落ちたことだけにとらわれず、次回のための改善点に目を向けることが大切です。
英検2級に落ちる原因には、リーディングやリスニングで求められる語彙力が足りていないことや、ライティングでの表現力が不足していることが挙げられます。
これらは、試験の特性を知り、過去問を通じた問題演習を行うことによって克服が可能です。落ちた経験は、次回への貴重な学びの場としてとらえましょう。
英検2級は一度で合格することが難しい試験かもしれません。
まずは、結果を振り返って苦手分野を把握し、対策をしっかり行うことで、合格の可能性を大きく高めることができます。
落ちた経験を無駄にせず、次の試験に向けて再挑戦することが最も大切です。
英検2級に落ちる確率はどのくらい?
英検2級の合格率はおおよそ50%前後と言われており、受験者の半数近くが一度の受験で合格できないことが多いです。
この数字は、高校生から社会人まで幅広い受験者層がいる中で、準備や英語力に差があるためとも考えられます。
英検2級では、リーディング、リスニング、ライティング、そして面接試験(スピーキング)が実施されるため、対策は多岐に渡るように感じます。
一部の分野に苦手意識があると、そのセクションが足を引っ張りますので、受験前には自分の苦手分野を把握し、特に対策を強化することがポイントです。
ただし、一度は不合格であっても、それは今後の対策の参考になります。過去問を解き、足りなかった部分を補うことで、次回の合格率を上げることもできるでしょう。
英検2級に挑戦する際は、各分野でバランスの良い学習を意識し、複数回受験しても良いと開き直ることが大切です。
何ヶ月で受かる?合格までの目安期間
英検2級に合格するまでの目安期間は、通常1~2ヶ月ほどと言われています。
この期間はあくまで目安で、既に基礎的な英語力がある人であれば1ヶ月、まだ基礎を固める必要がある場合は2ヶ月ほどの対策が推奨されます。
勉強時間や学習の進捗度によって変わるため、無理のない計画を立てることがポイントです。
まず、1~2ヶ月の間に「英単語」「リーディング」「リスニング」「ライティング」といった各分野の基礎力を磨く必要があります。
特に英単語の暗記は早めに始めておくことで、他の勉強もスムーズに進みやすくなります。過去問を解きながら、実際の出題形式や自分の得点率を確認するのも効果的です。
また、学習ペースの維持が合格のカギです。例えば、毎日少しずつ取り組むことで、効率的に理解が深まります。
英検2級はコツコツと学ぶことが、合格につながりやすい試験です。まあ、それを言ったら、他の全ての試験もそうなのですが・・・
英検2級はどこの大学レベル?その難易度を知ろう
英検2級は、「高校卒業程度」の英語力が必要とされる試験で、大学入試や履歴書にも評価される資格です。
このレベルの英語力は、特に大学での英語の授業や留学準備に役立つとされていますが、どの大学のレベルに相当するかは具体的には異なることが多いです。
私の経験上、英検2級は「一般的な地方の国立大学の二次試験レベル」であると考えています。
さらに具体的な例として、英検2級は「TOEICスコア500~600点程度」に相当するため、これは文系学部や一般的な英語必修科目のある大学で要求される英語力と考えられます。
特に、基礎的な英語力を問われる大学であれば、英検2級での英語力が目安として評価されることが多いようです。
英検2級に受かる気がしない時の具体的な対策
ノー勉で受かった人もいる?その真実
英検2級に「ノー勉で受かった」と聞くと、誰でも簡単に合格できるのでは?と感じるかもしれませんが、実際はそう簡単ではありません。
たしかに、もともと英語に触れる機会が多かったり、学校や仕事で英語を使う人にとって、特別な準備なしで受かる場合もあります。
しかし、多くの受験者にとっては「ノー勉」での合格は難易度が高いです。
英検2級は4技能を幅広く問う試験で、語彙力や読解力などの実践的なスキルが求められます。
したがって、英語に対して一定の基礎力がない場合、準備なしでの合格は難しいのが現実です。
「ノー勉で受かった」という話は、既に英語の知識やスキルを持っている人に限られたケースであると考えるのが良いでしょう。
そのため、初めて受験する方や英語に苦手意識のある方は、しっかりと計画的な勉強をしておくことが合格への近道です。
「ノー勉で受かった」という話は一部の例外と考え、自分のペースでの対策を進めることが大切です。
しかし・・・ノー勉とまでは言いませんが、いるんですよ。前日の一夜漬けだけで英検2級に合格した猛者が!
一体どのような前日準備をしたのか、今からその内容をご紹介します。
前日でもやるべき!やばい時のポイント
試験前日になって、「まだ準備が足りない」と焦ることもあるかもしれませんが、前日でもできる効果的な対策があります。
まずは、重要な「英単語」の見直しです。単語力はリーディングだけでなく、すべての問題に影響するため、頻出の英単語を短時間でも見返しておくと、本番での理解力が高まります。
次に、過去問や模擬試験の「リスニングパート」を流し聴きするのも効果的です。
リスニングは集中力が問われるため、直前に耳を慣らしておくことで実際の試験に備えることができます。特に、会話のスピードやアクセントに慣れておくと、本番での聞き取りがスムーズになります。
当日準備になりますが、英検2級の試験開始は午後からです。そこで午前中に1本、リスニングの過去問を解いて、聞き取りの感覚を鋭敏にするという手もあります。
さらに、ライティングに自信がない場合は、テンプレートを見直しておきましょう。
表現やフレーズに注目しながら、模範解答を音読するなど、「合格の型」を確認しておくのです。
時間がない時こそ、簡単に使える表現を押さえておくことで、いざという時の応用が利きやすくなります。
前日は無理に詰め込みすぎず、軽く全体を見直すことを意識するのがポイントです。
焦らず、できる範囲で対策することで、本番でも落ち着いて力を発揮できるようになります。
一夜漬けは可能?知恵袋での意見を検証
一夜漬けで英検2級に合格するのは現実的かどうか、知恵袋などで意見がよく交わされていますが、実際には一夜漬けでの合格は難しいのが一般的です。
英検2級は、高校卒業程度の語彙力や読解力などの4技能を問われるため、短期間で全てをカバーするのは難しいとされています。
特に、語彙や読解力などの基礎知識は一夜漬けでは覚えきれない範囲が多く、試験中に対応できる実力を備えるには時間をかけた学習が必要です。
知恵袋などでは、「過去問を解くだけで合格した」という意見もありますが、これはある程度の英語基礎力があってこそ実現できるケースです。
また、リスニングやライティングの実践は、試験直前に対策をしても本番で十分に力を発揮するのが難しい部分もあるため、一夜漬けだけに頼るのはリスクがあります。
実力を伴った合格を目指すのであれば、少なくとも数週間前から計画的に勉強を進めておく方が安心です。
一夜漬けでの試験対策は、どうしても時間がない場合の「最終手段」として考え、基礎ができている人でもしっかりとした準備をしてから臨むことが推奨されます。
裏ワザで合格率アップ?効果的な対策法
裏ワザ的な方法で英検2級の合格率を上げたいと考える方もいるかもしれませんが、実際に効果がある対策法としては、「過去問の徹底的な活用」と「頻出単語の優先的な暗記」が挙げられます。
英検2級では過去問と似た傾向の問題が出ることが多いため、過去問を何度も解いて出題パターンに慣れることで、効率的に準備を進められます。
また、間違えた問題のみにチェックを入れておき、そこだけを復習して、自分の苦手分野を重点的に補強するのも効果的です。
頻出する英単語の暗記も、合格率アップに直結する重要な対策です。
英検2級では幅広い単語知識が求められますが、特に試験に頻出する単語から覚えることで、短期間でも効率良くスコアを上げられます。
特に試験に頻出する英単語とは、パス単で言うところの「でる度A」などです。
リスニング対策として、日常的に英語の音声を聞く「シャドーイング」もおすすめです。これにより、リスニングで高得点を狙いやすくなります。
シャドーイングについては「英語のリスニングが急上昇する勉強法「シャドーイング」とは何なのか?」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にして下さい。
また、ライティング対策として、後述するテンプレートを覚えて、合格の型を頭にインストールすることも効果的です。
ライティングの模範解答を読み直し、「定型表現」や「構成パターン」を事前に反復しておくことも裏ワザ的な対策法といえます。
短時間で効果が出やすい方法を駆使し、試験の全体像を把握することで、合格に近づく準備が整えられるでしょう。
英単語 覚え方のコツとおすすめ学習法
英検2級合格のためには、英単語の知識をしっかり身につけることが重要です。まず、効率的に英単語を覚えるコツとして「音読で覚える」という方法が挙げられます。
たとえば、「apple→リンゴ」のように、「英語→日本語」の順番で音読をすると、驚くほど英単語が頭に入ってきます。
この音読を何回も繰り返し、また、1度覚えた単語も定期的に復習を行い、記憶に定着させることが大切です。
こちらの学習法は、アプリや単語帳を使った「スキマ時間の学習」が効果的です。通勤・通学時間などの空き時間を活用して少しずつ単語を確認することで、日常生活の中で自然と単語が身についていきます。
また、「フラッシュカード」を利用する方法もおすすめです。カードを使って覚えたい単語を表に、日本語訳を裏に書き、繰り返し確認することで、短時間で効果的に暗記ができます。
このように、自分に合った方法で単語を効率的に覚えることで、英検2級の合格に一歩近づけるでしょう。
英単語の暗記については「英単語を1日で300個覚える秘密の暗記術とは、最速で語彙を増やす秘密の方法を遂に公開!」で詳しくお話ししていますので、あわせてご覧下さい。
過去問を活用しよう!解くべき理由と方法
英検2級に合格するために、過去問を活用することは非常に効果的です。
過去問を解くことで、試験の出題傾向や問題の難易度を把握でき、実際の試験でも落ち着いて対応しやすくなります。
また、英検の過去問には頻出の単語やテーマが含まれているため、実際の試験に似た問題に触れることができ、事前準備がしやすくなります。
具体的な解き方としては、まず「時間を測って解く」ことを意識しましょう。実際の試験と同じ条件で練習することで、時間配分の感覚をつかむことができ、試験当日に焦らず取り組むことができます。
また、解き終わった後に「間違えた問題を復習する」ことが最重要です。間違えた問題や迷った問題を見直し、理解できるまで復習することで、弱点の克服が期待できます。
英検は、同じような問題が何回も繰り返し出題される試験です。よって、弱店舗克服は即スコアアップにつながります。
過去問の使い方については「英検の過去問のやり方、使い方を徹底解説。世界一優れた教材、過去問の凄さとは?」で詳しくお話ししていますので、あわせてご覧下さい。
ライティング対策:高得点を目指す勉強法
英検2級のライティングセクションでは、与えられたテーマに対して自分の意見を論理的に展開する力が求められます。
高得点を目指すためには、まず「型を覚える」ことが重要です。
テンプレートを頭に入れることで基本的な文章構成を理解し、結論・理由・具体例という形で自分の意見を整理できるようになります。
これにより、文章全体が分かりやすく、一貫性を持ったものになります。
次に、過去問のライティング問題を解くことをお勧めします。テンプレート通りに問題を解くことで、自分の考えを英語で表現する練習ができ、定型表現の使い方も自然と身につきます。
毎日少しずつ書くことで、ライティングスキルの向上につながります。特に直前は毎日の習慣にすることが大切です。
ライティングの対策については「英検2級の難化傾向に高校生が苦しんでいる件とそのライティング対策について」で詳しくお話ししていますので、ぜひ参考にして下さい。
最後に、試験直前には過去問を使って実践練習を行いましょう。時間を設定して書くことで、実際の試験の雰囲気に慣れることができます。
このように、日々の練習と具体的な対策を組み合わせることで、ライティングセクションでの高得点を狙えるようになります。
英検2級に受かる気がしない、あなたのための直前対策合格術まとめ
〇 英検2級の合格率はそう高くはないため、難しさを感じる受験生が多い
〇 学習時間が不足していることが、受かる気がしない原因となっている
〇 試験までの残り時間を考えると焦りを感じる
〇 リスニングは過去問を実際に解いて、耳を慣らす必要がある。
〇 語彙力不足を解消するために、頻出する英単語を音読で覚えると良い
〇 テンプレートは、ライティング問題を合格に導くための「型」である
〇 ライティングはテンプレートを使って書くと、上手に書くことができる
〇 過去問を数回解いてみるだけでもスコアが全然違ってくる
〇 一夜漬けの場合は、前日に上記のことを短時間で一通りやってみると良い
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